
前編では、地力という考え方の全体像と、
なぜ会社の成果に大きく影響するのかをお伝えしました。
後編ではその続きとして、地力をどのように高め、
日々の仕事に根づかせていくのかを、
具体的な取り組みとともにご紹介します。
地力がある会社だけが、広告・SNS・イベントで本当に伸びます
地力ができてくると、
広告もSNSもイベントも、
すべてが“売上が伸びる理由”に変わります。
地力が弱いと
→ 広告をやめた瞬間に売上が“ガン”と落ちる。
→ SNSが当たっても、一瞬で終わる。
→ イベント後に“通常売上”に戻れない。
でも地力がある会社は
→ 広告を停止しても数字が落ちない。
→ SNSで当たると、地力がある分さらに伸びる。
→ イベント後の“通常時”の売上が前より高くなる。
なぜこんな差が出るのか?
理由はシンプルで、
地力のあるお店は、イベントが“上乗せの加速装置”になるからです。
地力のないお店はイベントが“点”で終わるけれど、
地力のあるお店はイベントが“線の延長”になる。
そして、この地力の正体は、
ECもWebも、BtoBの企業サイトも、
まったく同じです。
“なんとなく売れた/売れなかった”から抜け出す方法
会社が強くなるためには、
「なんとなく」の売上から卒業して、
理由のある積み上げに変えていく必要があります。
- なぜ売れたのか
- なぜ売れなかったのか
- どこを改善したのか
- 何が地力につながっているのか
これを一つずつ理解していくと、
売上は“偶然”から“必然”に変わります。
そして、ここが大事なんですが……
地力のある会社の経営者は、理解がものすごく速い。
私が過去に出会った「地力を本気で理解していた人」は
ほんの数店舗でした。
でもその社長たちは、ジャンルを制覇してしまうような、
本物のプロフェッショナルでした。
そのくらい、
“毎日積み上げる”という考え方は強いんです。
Webブランディングもまったく同じ構造です
実は、Webサイトの世界もまったく同じです。
- 広告 → イベントと同じ
- SNS → ちょっとした施策
- SEO → 流入施策
どれも大事ですが、
地力のあるサイトだけが本当に伸びます。
地力のあるWebサイトは、
- お客様が迷わない
- 価値が伝わる
- 説明がやさしい
- 接客が誠実
- 再訪問が増える
- 指名検索が増える
問い合わせが静かに積み上がる
派手ではないけれど、
確実に未来の売上をつくります。
まさに ECとWebは、まったく同じ構造なんです。
だから、“まず3ヶ月で形にする”方法を大切にしています
ここまで読んでいただくと、
“なぜ先に形にするのか”が
すこし伝わったのではないでしょうか。
早く形にすると、“地力の積み上げ”がすぐ始まるからです。
完璧を目指して遅れるより、
えいやで作って、
あとから整える方が圧倒的に早い。
これはECでも
Webでも
BtoBでも
まったく同じです。
実践例:グルメECに見る「仕組み化」の例
例:グルメECの場合
- お試しセットでハードルを下げる
- → 2回目購入用のセットを用意する
- → 定期/何度も買いたくなる商品へつなぐ
- → ついで買い/まとめ買いで顧客単価を上げる
- → 味が比較しづらい分、ストーリーで選ばれる設計にする
すべては「なんとなく」できるわけではありません。
商品やサービスの特性を理解し、
どんなお客様が、どんな場面で、いくらなら手に取りやすいかを考え、
値ごろ感まで含めて意図的に設計しています。
まとめ:本物の売上は、静かな毎日の積み上げから生まれます
派手な売上は楽しいけれど、
あれは“花火”のようなものです。
会社を支えてくれるのは、
静かに積み上がっていく数字です。
本物の売上は、
毎日の小さな積み上げがつくります。
そして、
その積み上げを生むのは、
お客様に伝わる形に整える・導線・接客・誠実さ……
こうした“見えない力(地力)”なのだと思います。
最後に…
ネットショップは、毎日の積み上げで勝つ世界です。
私はそこで身についた“本質”を、
今はWebが苦手な経営者さんのために
そのまま翻訳してお伝えしています。
地力は、一気に劇的な変化を起こすものではありません。
けれど、毎日の仕事の質をそっと底上げし、
半年後・一年後の結果を大きく変えていく力を持っています。
今日できる小さな行動を、静かに積み上げること。
それこそが、どんな会社にとっても揺るがない土台になります。
あなたの会社にも、必ずまだ眠っている力があります。
その力を少しずつ引き出し、積み重ねていくために、
ぜひ“地力”という視点を日々の判断基準に加えてみてください。
このページは【地力】の後編です。
まず前編を読むと理解がスムーズになります。
👉 前編はこちら
(執筆者:ケイ)
