
「BtoB向けです」
「これはBtoCだから考え方が違います」
こんな言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
でも正直、
何がどう違うのか分からないまま使われている
そんなケースも少なくありません。
このページでは、
マーケティング理論や専門用語は使わず、
“前提の違い”だけを整理します。
※BtoB・BtoCについては、用語解説というより、
Webでどう扱われるかの話を書いています。
そもそもBtoB・BtoCとは?
まずは言葉の意味だけ、シンプルに。
- BtoB:企業が企業に向けて提供する
- BtoC:企業が個人に向けて提供する
それだけです。
でも本当に大事なのは、
「相手が誰か」よりも
「相手がどう判断するか」です。
大事なのは「相手の立場」
BtoBかBtoCかを考えるとき、
本当に見るべきなのはここです。
- その人は
仕事として判断しているのか
自分のために選んでいるのか
立場が違えば、
不安も、知りたいことも変わります。
BtoB・BtoCの違いで一番大切なのは、手法ではありません。
相手が「どんな立場で」「どうやって決断するか」という前提です。
この前提がずれると、文章も設計も、全部ずれていきます。
一番大きな違いは「決め方」
BtoBとBtoCの最大の違いは、
決断のしかたにあります。
- BtoC:
その場で決まることが多い
感情・好み・直感が強く影響する - BtoB:
すぐには決まらない
理由・説明・納得が必要になる
この違いを理解していないと、
どんなに良い内容でもズレます。
BtoBは「論理だけ」ではない
よくある誤解がこれです。
「BtoBだから、論理的に説明すればいい」
確かに、説明は必要です。
でも最終的に決めるのは、人です。
- 信頼できそうか
- 話が通じそうか
- 任せて大丈夫そうか
BtoBでも、
感情は必ず関わっています。
BtoCは「感覚だけ」ではない
逆もよくある誤解です。
「BtoCは感覚・ノリ・勢い」
たしかに直感は大事です。
でも今のBtoCは、
- 比較する
- 調べる
- 口コミを見る
つまり、
ちゃんと理由も探しています。
BtoB・BtoCで文章が変わる理由
同じサービスでも、
BtoBとBtoCでは
伝える順番が変わります。
- BtoB:
なぜ必要か → どう役立つか → 安心できるか - BtoC:
これ何? → 自分に合う? → 今ほしい?
内容そのものより、
入口の作り方が違うだけです。
よくあるズレ① BtoBなのにBtoCっぽい
BtoB向けなのに、
- ふわっとした表現
- 雰囲気だけのコピー
- 理由が書いていない
これだと
「で、何ができるの?」
で止まります。
よくあるズレ② BtoCなのにBtoBっぽい
逆にBtoC向けなのに、
- 専門用語だらけ
- 理屈が長すぎる
- 説明過多
これだと
読む前に離脱されます。
BtoB・BtoCは「正解を分ける言葉」ではない
この言葉を使うときに、
一番危険なのはこれです。
「BtoBだから、こう」
「BtoCだから、こう」
本来は
考え方のヒントとして使う言葉で、
縛るための言葉ではありません。
まとめ:BtoB・BtoCとは「前提をそろえる言葉」
最後にまとめます。
BtoB・BtoCとは、
- 手法を決める言葉ではなく
- 正解を分ける言葉でもなく
- 相手の前提をそろえるための言葉
誰が、どんな立場で、
どうやって決めるのか。
そこを考えるための整理用語です。
言葉に振り回されず、
相手を見る。
それが一番大切な考え方です。
