
「直帰」とは、Webサイトに訪れた人が、
最初に見た1ページだけで離脱してしまうことを指します。
たとえば、検索結果から記事を1ページだけ読んで、
そのまま戻る… これが直帰です。
Googleアナリティクスでは「直帰率」という指標で表され、
サイト訪問のうち、1ページだけ見て終わった割合を意味します。
※英語で「直帰」は、bounce(バウンス) です。
指標としては bounce rate(直帰率)。
Googleアナリティクスでもこの英語表記が使われています。
直帰=悪いこと、ではない
直帰という言葉は、少しネガティブに聞こえがちですが、
必ずしも「失敗」や「ダメなサイト」を意味するわけではありません。
たとえば次のようなケースでは、直帰しても問題ありません。
- 知りたい答えが1ページで完結している
- 営業時間・電話番号だけを確認した
- 用語の意味を調べて、すぐ解決した
この場合、ユーザーの目的は達成されているため、
直帰は自然な行動です。
本当に注意すべき直帰とは?
問題になるのは、次のような直帰です。
- 内容が分かりにくく、読む気が失せた
- タイトルと中身がズレていた
- 文字が多すぎて読む前に離脱した
- 次に何を見ればいいか分からなかった
つまり、
「満足した直帰」ではなく
「がっかりした直帰」が増えている場合は要注意です。
直帰率だけを気にしなくていい理由
直帰率は、ページの役割によって適正値が違います。
- ブログ記事・用語解説:直帰率 高めでもOK
- サービス紹介・導線ページ:直帰率 高いと問題
- 問い合わせ前の説明ページ:特に重要
数字だけを見て一喜一憂するのではなく、
「このページは、何のためのページか?」を
基準に考えることが大切です。
直帰を減らすためにできること(基本)
直帰を必要以上に増やさないために、最低限おさえたいポイントです。
- 冒頭で「この記事で分かること」を明確にする
- 見出しを増やし、流し読みしやすくする
- 関連記事・次の行動を自然に案内する
- 専門用語を使いすぎない
ポイントは、
「もう1ページ見てみようかな」と思わせることです。
直帰率と滞在時間は「セット」で考える
直帰率と滞在時間は、別々の数字ではなくセットで見る指標です。
大切なのは、「そのページで想定した行動どおりに行動されたか」です。
- 用語解説ページ:滞在30秒で直帰
→ 知りたい意味がすぐ分かった=良い状態 - ブログ記事:3〜5分読まれて、次の記事へ移動
→ 興味を持って読み進められた=想定どおり - サービスページ:10秒で直帰
→ 内容を理解する前に離脱=改善が必要
つまり、
直帰や滞在時間の数字そのものではなく、
「ページの役割 × ユーザーの行動」が合っているかが判断基準になります。
まとめ:直帰は「ダメ」ではなく「サイン」
直帰は、サイトの良し悪しを決めるものではありません。
ユーザーの行動を教えてくれる「ヒント」です。
- 役に立っているのか
- 分かりにくいのか
- 次の導線が弱いのか
数字の裏側を考えることで、
サイトは少しずつ、確実に良くなっていきます。
