
「KPIって言われるけど、正直よく分からない」
「数字を追えと言われるほど、苦しくなる」
そんな感覚を持っている人は、少なくありません。
でもそれは、あなたの理解力が足りないからではなく、
KPIが“数字の話”として説明されすぎているからです。
このページでは、
計算式や専門用語はほぼ使わず、
KPIの考え方だけを整理します。
※KPI=Key Performance Indicator
(キー・パフォーマンス・インディケーター)
日本語では 重要業績評価指標。
ゴールに向かう途中で、今どこにいるかを確認するための目印です。
そもそもKPIとは?
KPIとは、
ゴールにたどり着く途中で
「今どこにいるか」を確認する目印
のことです。
目的そのものではありません。
また、成果そのものでもありません。
たとえるなら、
「ゴールまであと何駅かを見るための標識」
それがKPIです。
KPIが誤解されやすい理由
KPIという言葉が苦手な人が多い理由は、
数字で管理するもの
評価されるもの
というイメージが強すぎるからです。
本来のKPIは、
- 責めるため
- 詰めるため
- 管理するため
のものではありません。
状況を把握するための共通言語です。
KPIがないと何が起きるか
KPIがない状態では、
こんなことが起こりがちです。
- 頑張っているのに成果が分からない
- うまくいかない理由が見えない
- 感覚と感情で話が進む
結果として、
「なんとなく忙しい」だけの状態になります。
KPIは「正解」を示すものではない
ここは大切なので、はっきり書きます。
KPIは、
正解・不正解を決めるものではありません。
「良い・悪い」を裁く数字でもありません。
- 進んでいるか
- 止まっているか
- ずれていないか
それを確認するためのものです。
KPIが苦しくなる瞬間
KPIがつらく感じるのは、
次のようなときです。
- 目的が共有されていない
- 数字だけが独り歩きしている
- なぜその数字を見るのか分からない
この状態だと、
KPIは「圧」になります。
本来のKPIは「会話を助けるもの」
KPIがうまく機能している現場では、
こんな会話が生まれます。
- ここで止まってるね
- ここは順調だね
- じゃあ、何を見直そうか
KPIは、
責任を押しつける道具ではなく、
考えるための材料です。
KPIとゴールは違う
よくある勘違いが、
KPI=ゴールになってしまうことです。
ゴールは、
- 売上
- 成果
- 達成したい状態
KPIは、
- そこに向かう途中経過
この違いが曖昧になると、
数字を追うこと自体が目的になります。
KPIは少ないほどいい
KPIは、
たくさん設定すればいいものではありません。
多すぎると
- 何を見ればいいか分からない
- 余計に動けなくなる
「今、一番大事な状態が分かるか?」
この視点だけで十分です。
KPIは「安心材料」にもなる
KPIがあると、
実はこんな良いこともあります。
- 焦らなくてすむ
- 感情に振り回されにくくなる
- 冷静に振り返れる
うまくいっていないときほど、
KPIは心を落ち着かせる役割を持ちます。
まとめ:KPIとは「今どこにいるかを見る視点」
最後にまとめます。
KPIとは、
- 数字で縛るためのものではなく
- 管理するための道具でもなく
- 状況を共有するための目印
ゴールに向かって
「今どこにいるか」を確認する。
それがKPIの本質です。
まずは
数字を追う前に、
意味を持たせる。
そこからで十分です。
