
紺色(青・ダークブルー)で表現する高級感のイメージ
このパレットでは、信頼感を感じさせる「紺」(ネイビー)を基調に金と黒が入ったパターンを紹介します。

知的で信頼感のある紺色は、伝統的なイメージにつながるので、金色や黒と組み合わせることで高級感のあるイメージになります。
紺から黒へのグラデーションの中に、金や白で文字を入れると、より高級感のあるイメージにできます。
さらに、金のグラデーションを入れると効果的です。
格調高い伝統的なもの、紳士向けのスーツや時計などのブランド品、宇宙を連想させる神秘的なアイテムに合う組み合わせだと思います。
[カラーキーワード]高級、豪華、厳か、プレミアム、貴重、スーツ、制服、深海、宇宙、ビジネス
カラーパレットの色の意味(RGB/HTMLカラーコード)
メインカラー(紺)
R34 G54 B112 / #223670
[紺のイメージ]冷静、信頼、知的、堅い、スーツ、制服、深海、宇宙
信頼や冷静さを表す色とされて、制服やシーツでもよく使われる色で、知的な印象を与える色です。
深海や宇宙の色でもあるので神秘的なイメージもあります。
サブカラー1(金)
R208 G169 B0 / #D0A900
[金のイメージ] 高級、お金、金塊、光、輝き、明るい、希望
高価な「金」そのものの色は、 まさに高級感を感じる色です。高価なアクセサリーをイメージする人も多いでしょう。
輝くイメージから、希望を感じる色でもあります。
ただ、あまり多く使いすぎると、品のないイメージを与えてしまうので気を付けましょう。
サブカラー2(黒)
R0 G0 B0 / #000000
[黒のイメージ]フォーマル、シック、厳粛、高級、モダン、堅い
重たい、暗いイメージのある黒ですが、シャープさと重厚感も感じる色なので、広い面積で使用すると、高級なイメージを与える色です。
フォーマルなシーンでも使われる色で、洗練された厳粛なイメージを与えます。
テキストの色としても一番読みやすく、どのシーンにも合う色です。
他のどの色からも影響をうけないことから、自信を感じさせる色でもあります。
アクセントカラー (白)
R255 G255 B255 / #FFFFFF
[白のイメージ]清潔、爽やか、上品、純粋、神聖、雪、紙
白は爽やかで清潔感を感じる色です。
上品で神聖な印象も与える色なので、黒や金と組み合わせることで、高級感を感じさせます。
またどの色にも合う色なので、難しい色を組み合わせる時に、全体をまとめることもできる色です。
紺色(青・ダークブルー)で「高級感」を感じさせる理由
紺色(ダークブルー)は、
信頼・知性・落ち着きを強く感じさせる色です。
派手さはありませんが、
- 長く使われてきた安心感
- 大人の余裕
- 冷静でぶれない印象
を自然に伝えることができます。
高級感の中でも、
静かで堅実な高級感を表現できるのが
紺色の大きな特徴です。
紺色(青・ダークブルー)を使うときの注意点
紺色は安心感が強い反面、
使い方を誤ると 無難・古い・地味 に見えやすい色です。
特に、
- 面積が広すぎる
- 情報量が多い状態で使う
- 目的が曖昧なまま使う
と、「考えが固そう」「動きがない」印象を与えがちです。
高級感を出したい場合は、
落ち着かせすぎない設計が重要になります。
紺色・青・ダークブルーが向いているケース・向いていないケース
紺色(青・ダークブルー)が向いているケース
- 信頼・実績・継続性を重視するブランド
- BtoB・専門性の高いサービス
- 落ち着いた判断を促したい場面
「安心して任せられる」印象をつくりたい場合、
紺色は非常に相性のよい色です。
紺色(青・ダークブルー)が向いていないケース
- 感情・遊び心・軽快さを強く出したい場合
- 若さ・勢い・親しみやすさを前面に出したいブランド
- 世界観を強く打ち出したい初期フェーズ
堅実さが裏目に出ると、
印象に残りにくくなる点には注意が必要です。
紺色は「老舗・伝統」を連想させやすい色
紺色は、
老舗の旅館や酒蔵、和菓子屋など、
長く続いてきた日本の商いを思い起こさせる色です。
これは紺色が、
- 目立たない
- 派手に主張しない
- 変わらず使われ続けてきた
という性質を持っているためです。
紺色は、
新しさを誇る色ではなく、
「積み重ねてきた時間」を感じさせる色。
だからこそ、
老舗や伝統産業のように
「続いていること自体が価値」になる分野と
非常に相性が良いのです。
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「(日本の伝統色(和の色)」は、優美で品格のある色が多いです。まさに高級感を表す色だと思います。
(執筆者:ころまるん)




