
「世界観」という言葉は、
デザインやWebサイト、ブランドの話題で
よく使われます。
ただし、その意味は人によって捉え方が異なり、
ふんわりした印象のまま使われていることも少なくありません。
ここでは「世界観」という言葉を、
感覚やセンスの話に寄せすぎず、
一般的な意味として整理します。
また、「世界観」は、雰囲気や印象、伝え方までを
まとめて表現できる、日本語特有の便利な言葉です。
世界観とは何か
一般的に世界観とは、
全体から一貫して感じ取れる
雰囲気や印象のまとまりを指します。
色やデザインテイストだけでなく、
言葉づかい、写真の雰囲気、情報の出し方など、
複数の要素が組み合わさって形づくられるものです。
そのため、世界観は
「これです」と一言で示せるものではなく、
全体を通して伝わる空気感として
受け取られることが多い言葉です。
世界観は「見た目」だけではない
世界観というと、ビジュアルやデザインテイストを思い浮かべがちですが、
それだけでは十分ではありません。
たとえば、
- 文章のトーン
- 説明の丁寧さ
- 情報の並び方
- 余白やスピード感
こうした要素も含めて、
「このサイトらしい」「このブランドらしい」と感じる印象が
世界観として認識されます。
つまり、世界観は
見た目+伝え方+雰囲気の総合的な結果と言えます。
世界観は意図して作るものか
世界観は、自然ににじみ出るものと思われがちですが、
実際には意図して整えられることが多い要素です。
その際の土台になるのが、
「どんな印象を持ってほしいか」
「どんな空気感で伝えたいか」
といった考え方です。
ただし、世界観そのものを言葉で
細かく定義するというより、
要素をそろえた結果として生まれるもの
と考えられることが一般的です。
コンセプトとの違い
世界観は、コンセプトと混同されることもありますが、役割は異なります。
コンセプトは、
「何を軸に考えるか」という判断の基準です。
一方、世界観は、
そのコンセプトをもとに形づくられた
見え方・伝わり方のまとまりです。
コンセプトが「考え方」だとすれば、
世界観は「受け取られる印象」と言えます。
世界観は一部だけでは成立しない
世界観は、ロゴや配色だけで完成するものではありません。
一部だけを整えても、他の要素がちぐはぐだと、
一貫した印象にはなりにくくなります。
そのため、
- デザイン
- 文章
- 構成
- 写真
といった複数の要素が、
同じ方向を向いていることが重要になります。
世界観は、
全体がそろって初めて成立するものです。
まとめ
世界観とは、
- 全体から感じ取れる雰囲気や印象
- 複数の要素が重なって生まれるまとまり
- 受け手に伝わる空気感
こうした意味を持つ言葉です。
世界観は主張するものではなく、
結果として伝わるもの。
言葉の意味を整理しておくことで、
デザインやWebサイトの話が、より噛み合いやすくなります。
