「Webブランディング」との出会いは、2000年の春ぐらいから。
ちょうどネットショップ(ECサイト)の売り上げアップのための仕事を始めたときからです。
ECのプランナー、コンサルタント、店舗制作(デザイン・企画)の仕事をスタートした時です。
最初は、店舗制作、商品ページのLP制作からでした。(ECサイトの制作)
まだ、「楽天市場」も創業から数年しか経っておらず、「ネットで買って、モノが届くの?」と不安に思う時代です。
ネットショップで買い物してる人は、周りにもほとんどいませんでした。(私自身も、買った後に届くまでドキドキしました…w)
また、「職業はなんですか?」と聞かれて、「ネットショップの仕事です」と答えると、
「ペットショップ? 動物が好きなんですね~」と真顔で言われました。 (^^;
人によっては…、
「そんな仕事でご飯食べられるの?」とか、「仕事として成り立つんですか?」とも言われて…、
本当になんていうか、、、宇宙人のように扱われていました。
そんな頃に私はすでに、「この商品は、どうやったら売れる?」「お客さんが喜んでくれるには、どうしたらいいの?」ばかり考えていました。
まだまだ「ブランディング」という言葉すらなかった時代です
すでに、あったかもしれないけど、誰もその言葉を使ってなかったし、知らなかったと思います。
また、その頃のネットショップは…、
- 大手さんは、ネットなんて怪しいからやらない(ほぼ無視・様子見)
- 逆に、地方の中小企業さん、製造メーカーさんが多数参戦している
という状態でした。
特に商売のお上手な関西圏の方たちが中心となって、「関東のお客さまを、直接、獲得できる(自分の地域以外のお客様)」と頑張っておられました。
また、「商品を店舗や会社に卸す側」の「実力派の製造メーカーさん」(みなさん、B to Bがメインです)が、お客さまと直接の取引ができる「B to C」に商機を感じて多数参戦されていました。
まさに中小企業、個人事業主、商店さんの集まりでした
どんどん人口が減っていく日本において、消費が活発で、儲かるのは関東ばかりという認識が、当時から関東以外の方たちには明確にありました。
自分の商圏では、人がどんどん減って消費が先細ってしまうからと、「やり手の経営者さん」言われてたの印象的です。
初期のネットショップは、ブランド力のない「中小企業」さんの集まり
(まず、失礼だったら、本当にごめんなさい m(_ _)m)
でもその方たちが、
- お客様の信頼を得て
- 商品を買っていただき
- 最終的にファンになってもらう
という「中小企業の新しいビジネスモデル」を確立していったのが、「楽天市場」だったと思います。
(すっごい歴史の話だ…!!)
みなさんが、「知らない会社」の「知らない商品」をどうしたら買ってもらえるか?真剣に考えた。
そのための、「Webブランディング」で、まさにこれが、日本の「Webブランディング」のスタートだったんじゃないかと思います。
商品を事前に「見れない・さわれない」、お店を「信用できない」三重苦のネットショップ…
今は、平気で買いますよね? あたりまえすぎて、なんとも思わないですよね。
でも、20年以上前は、買っていただのが本当に大変でした…。
だからこそ、お客様に「良いと思ってもらう、信用してもらう」を追求していました。
これこそ「Webブランディング」が必要です
そうなんです。もう20年以上前からみんなでやってきたんです。新しことでもなんでもありません。
だからきっとあなたにもできます。
(執筆者:あざやか)