【番外編3|前編】Webブランディングは“半年で十分”です -まずは“誤解”をほどくところから始めよう

Webブランディングって、実は “半年で十分” って知ってました?

「え? そんな早く終わるの?」
そう思ったあなたは大正解。たぶん、多くの会社が同じ気持ちです。

だって…

ホームページは作れって言われるのに、
“Webでブランディングしろ” なんて誰からも教わらない。

広告、SNS、SEO…
“やらなきゃいけないこと” だけが増えていくのに、
何を基準に整えれば成果が出るのかは誰も言わない。

だから迷子になるのは、もう当然なんです。

でも実は、成果が出ている会社ほど
長期戦にしない。半年で一気に整える。

なぜか?
長くやるほどズレるから。
そして半年あれば、価値の翻訳から導線まで 全部いっぺんに揃う から。

25年の現場で、
“半年以内で仕上げた会社ほど伸びる” という現実を何度も見てきました。

今日はその理由を、やさしく・楽しく・本質だけでお話しします。

※価値の翻訳=魅力を “伝わる言葉” に変換すること。
伝わり方のズレをなくし、成果につながる形に整えます。
価値の翻訳の詳細はこちら

目次

Webブランディングは作業ではなく、“ゴール設計”です

ホームページ制作やSNS更新って、やっていると
どうしても 「作業」 みたいになりますよね。

  • 写真をそろえる
  • 文章を書く
  • 記事を増やす
  • SNSで告知する
  • 広告を回す

これ、どれも必要なんだけど……
実は “ゴールが決まっていない作業” は成果につながりません。

なぜなら、
Webブランディングの本質は「つくること」ではなく
“お客様の意思決定を前に進める仕組み” を設計することだから。

作業はあくまで、そのための手段です。

「ゴール設計」がないと、会社は迷子になる

多くの会社が迷うのは、
“何のために作っているか” があいまいなまま着手するから。

  • 問い合わせを増やしたいのか
  • 売上アップを狙うのか
  • 採用強化が目的なのか
  • まず信頼の土台を固めたいのか

ここが決まっていないと、どれだけ作業しても
「がんばったのに成果がよく分からない」という状態になります。

逆にゴールが決まると、
やることが一気にシンプルになる。

Webブランディングラボ が大事にしてきたのは“成果の出る順番”

これは25年間、一番大事にしてきた考えです。

価値の翻訳 → 導線 → 接客 → 表現

この順番を整えれば、Webは必ず成果が出ます。
逆に順番を間違えると、
いくら美しいデザインでも“伝わらないサイト”になります。

そして、この 「順番を一気に整える」 のが
半年ブランディングの強さでもあります。

作業をやめて、ゴールから逆算すると急にラクになる

作業ベースで動くと苦しいけれど、
ゴールから逆算するだけで、
無駄な作業はかなり減ります。

  • 何を伝えるべきか
  • どこで迷子が起きているか
  • 成果につながる導線はどれか

これらを整理してから動くと、
無駄な作業も、根性論の更新も、一切いらなくなる。

まとめ:Webブランディングの第一歩は“手を動かすこと”ではなく、方向を決めること

Webは作業量ではありません。
「どこにいくか」さえ決まれば、
あとは必要なピースを順番に置くだけ。

これが、Webブランディングが短期間で成果を出す理由です。

Webブランディングのゴールは、実は“4つだけ”です

Webは複雑に見えるけれど、
ブランディングのゴールは どれだけ業種が違っても4種類しかありません

ここを理解していないと、
SNS、広告、SEOなど“手段”ばかり気になってしまい、
本当に必要な改善が見えなくなります。

① 問い合わせ増(BtoB・専門業ほど最重要)

製造、専門職、BtoBの会社はここが核。
しかも「質の高い問い合わせ」が来ることが大事。

  • 何に困っているのか
  • なぜあなたの会社に興味を持ったのか
  • どのレベルで依頼したいのか

これが初回から伝わる仕組みができた瞬間、
Web経由の成約率がガツンと上がります。

② 売上増(EC・予約型ビジネス)

ECや予約業(サロン・飲食・整体など)は、
Webが “予約” や “レジ”の役割を果たす。

だからこそ必要なのは、
デザインより“迷わない導線”。

  • どこで決めて
  • どこで迷って
  • どこで離脱しているか

ここを整えるだけで売上は普通に変わります。

③ 採用力アップ(若手の質が変わる)

意外と軽視されがちだけど、
今の時代、採用=ブランディングのど真ん中 です。

若手は求人票ではなく“企業姿勢”で応募を決めます。

  • 代表の言葉
  • 理念の言語化
  • 社内の雰囲気
  • 働く人の顔
  • 「この会社、ちゃんとしてる?」の3秒評価

ここが整うと、応募の“質”が一気に変わる。

④ 信頼の土台づくり(最初の3秒で「まとも」)

どの業種でも、ここが最大の土台。
人は最初の数秒で“信頼できるかどうか”を判断します。

写真・色・言葉・余白
これが全部そろうと、閲覧者はこう思う。

「あ、この会社はちゃんとしてる」

この“第一印象の信頼”が、
①〜③すべてを底上げする力になります。

まとめ:ゴールが4つだけなら、迷わない

この4つのうち どれを優先するかが決まれば
Webブランディングは一気にシンプル になります。

そして、
このゴールを“半年で一気に整える”から、成果が加速するのです。

なぜWebブランディングは“半年以内に終わらせる”方が、いちばん成果が出るのか

(※実際は3ヶ月で形にするのがWebブランディングラボ方式です)

Webブランディングは長期戦ほど良いと思われがちですが、
実はこれは真逆です。

私たちはこれまでの25年間で、
たくさんの会社の“伝わり方”を整えてきましたが、
その結論は一貫しています。

Webブランディングは「半年以内に一度完成」が最強。
実際は3ヶ月で一気に仕上げるのが正解。

そしてその後の数ヶ月で、
静かに—but じわじわ—ブラッシュアップしていくのが最も効率的です。

(※余談:ブラッシュアップの方が時間かかるし、本音ではちょっと苦手w
 でも成果は確実に出るので、ここも大事な工程なんですよね…)

① 長期化すると、必ず“言語化のズレ”が起きるから

Web制作が1年半…みたいな話をよく聞きますが、
これはほぼ確実に迷子になります。

なぜなら制作が長期化すると、ほぼ確実に“ズレ”が起きるからです。

  • 言いたいことが変わる
  • 社内の意見が割れる
  • 資料や文章が増えて混乱する
  • 初期の熱量が消える
  • その間に新規事業が動き出して、言うことがまた増える
  • 仕事のやり方が変わり、ページ構成の前提がズレる

これ、現場では本当に“よくある”ことです。

これが積み重なると、
「結局なにから整えればいいんだっけ?」という迷子状態に戻ってしまう。

だから、
まず3ヶ月以内に一度“完成”させること
を強くおすすめしているんです。

② 逆に短すぎると、会社の本質(価値の翻訳)が拾えない

1〜2週間で「サクッと作ります!」系の制作も世の中にはありますが、
これでは会社の本質がまったく拾えません。

Webブランディングは、

  • 顧客が何を求めているのか
  • なぜ選ばれているのか
  • 会社の“らしさ”とは何か
  • 決め手となる価値はどこか

この深掘りがあるかどうかで決まる。

そのため、
3ヶ月は “本質を拾いながらブレない” ための最短ライン なんです。

③ まず3ヶ月で全部作り、あとで自然に磨く

これが、ずっとやってきたやり方です。

だいたい3ヶ月以内に、一度“全部”作る。
そして半年以内に、必要なところだけ磨いて完成度を上げる。

ブランディングは “机上で完璧” はありえない 世界だから、
私たちはいつもこうします。

  • まず「えいや!」で一気に形にする
  • 動かして、反応を見て、ズレだけ直す
  • 社内の認識がそろったら、言葉・導線・写真を微調整する

このほうが圧倒的に早いし、成果も出る。
(※ブラッシュアップは時間かかるけど…やると強いのは事実w)

制作会社さんも本当に大変なんです -だから最初に伝えておきたい“現場のこと”

ちなみに勘違いしてほしくないのですが、
制作会社さんを否定したいわけではありません。
むしろ方向性が早く固まっている方が、制作会社さんは圧倒的にラクです。

ただ… 現場では本当にこういうことが起きるんです。

  • 返答が遅れて3週間止まる
  • 写真や文章が揃わない
  • 意思決定者が出てこない
  • その間に 新規事業が始まって話が増える
  • 仕事のやり方が変わって、構成をまた作り直す
  • 「やっぱり社長の写真を撮り直したい」と言われる
  • 細かい修正が“完成前から”大量に来る
    (※もちろん追加料金なし…)

これ、制作側からすると本当に大変なんです。
悪気はないのは分かってるけど、
長期化した瞬間、ほぼ全ての現場でこれが起きる。

だから最初に必ずこう伝えています。

「3ヶ月で一度“全部”形にします。
その後に直すべき部分は、半年以内のブラッシュアップで調整します。
ただし、返答が遅れる場合は、この期間では達成できません。」

これを前提にするとプロジェクトは驚くほどスムーズになるし、
クライアント自身も“迷わず、負担なく”進められます。

④ 3ヶ月で一度完成させた会社ほど、その後が加速する

3ヶ月で形を作りきると、
半年以内にこんな変化がじわじわと起き始めます。

  • 問い合わせが増える・質が上がる
  • 価格競争から抜ける
  • 採用応募の“質”が変わる
  • SNS、SEOの反応が安定し始める
  • スタッフ全員の認識が揃う

半年以内に土台が固まり、
そこから“101%改善”が静かに積み重なっていく。

これは長期ダラダラでは見られない風景です。

※101%の改善=いきなり120%を目指さず、
“今日1%の改善を積み上げる”ためのシンプルな改善法。
ムリなく継続でき、成果が出る仕組みです。
101%改善の詳細はこちら

⑤ 結論:半年以内に仕上げるから、成果が最短で出る

Webブランディングは、
長くやるほど良くなる世界ではありません。

3ヶ月で一気に形にして、
半年以内で芯を固める。
そこから自然に磨く。

この流れが、
“成果の出る会社” が必ず通っている最短ルートです。

ここまで読んでいただくと、
Webブランディングが難しく見えるのは、
実は“誤解”と“順番のズレ”が原因だと気づくはずです。
この土台が整えば、Webは必ず動きはじめます。

次回の【番外編3|後編】では、
“半年で成果が出る会社”の進め方
をくわしく解説します。
👉 後編はこちら

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