
最近、街の風景が少しずつ変わってきたことに気づいていますか?
駅のホームや信号待ちで、スマホのマイクボタンをポチッと押して
「近くの美味しいパン屋さんは?」と、話しかけるシニアの姿…
あるいは他の場所では、60代の方が70代のお友達に「ここを押して喋ればいいのよ」と、
「〇駅 から 〇駅の時刻表」なんて楽しそうに教えている場面に出会ったり。
一昔前なら「若い人の道具」だったスマホでの検索が、
今はすべての世代にとっての楽しい相談相手になっています。
AIが「あなたのお店」を勝手におすすめしてくれる時代
私がお話したオーナーさんが、「ホームページやSNS、Googleの見せ方」を正しく書き換えた結果、
実際におきた楽しい事例をご紹介します。
- 【整体院の例】おばあちゃんが「マイク」で見つけてくれた
膝が痛い80代の女性が、家族に教えてもらってスマホで「近くの優しい整体の先生」と話しかけたら…
AIが教えたのは、家の本当に近い場所にある整体院でした。
→先生の写真をやさしい笑顔のものに変えていました。おばあちゃんは元気に通われています。 - 【飲食店の例】「三世代」のわがままをAIが解決!
「夫婦は和食、子供はハンバーグ、おばあちゃんはゆっくりしたい」。
そんなリクエストをAIに聞いたところ、口コミや写真を分析して、「座敷があってメニューが豊富な地元の食堂」を提案。家族全員が笑顔で食事を楽しめました。
→事前に、店内風景、おすすめレシピを写真に撮って、Googleビジネスプロフィールにアップしていました。
【ネイルサロンの例】お客様の年齢層を追加して安定運営に
30代のオーナーが一人で営んでいたネイルサロンは、「お試しプラン」の若いお客様ばかりで、
リピーターがつかずに悩んでいました。
そこで、「50代~70代のお客様も歓迎です」と記載してもらったところ…、
Googleで見た! とその年齢のお客様が増えました。
結果、高単価でリピートしてくれるお客様が増えて、安定した商売につながりスタッフも一人増えました。
ホームページの次は、Googleビジネスプロフィールも見直す
今さらながら、これをご説明します。
Googleで検索すると、地図にお店や会社情報、口コミなどが表示されますが、これを「Googleビジネスプロフィール(GBP)」と言います。
このプロフィールは、自動でGoogleが作ってくれるものですが、自分の店や会社なら、自身で情報を書いたり、写真を載せたり、口コミにお返事したりできることに、気づいてない方いますね?
これは、とても大切なので、ぜひオーナーさんにトライしていただきたいのです。
→Googleビジネスプロフィールが分からない方は、こちらも参考にしてください。
できますという方、ぜひ編集画面を開いて、この3か所だけ確認してください。
1.ビジネス名を明記する ※一番重要
【場所:プロフィールを編集 > ビジネス名】
屋号だけではなく、「地域名 + 業種」を添えるのがコツです。
- 例: 「〇〇ベーカリー」 ※店名だけではもったいない
- 修正: 「〇〇ベーカリー|滋賀県大津市のパン屋」
AIに「この店は大津市で、パンを売っている」という情報を明記してくれます。
これだけで、AIが近くの検索する人に紹介してくれます。
2.「一番人気の商品やサービス」をメニューに載せる
【場所:メニュー > サービス(または商品)を編集】
バラバラと商品やサービスを出している場合、まず先に「一番人気のセット」を上に書きましょう。
- 例: 「カット 5,000円」「カラー 6,000円」などが並んでいる
- 修正: 「【人気No.1】カット+ツヤ髪カラーコース」を一番上に。
お客様が迷わないように「まずはこれが人気!」という正解を教えてあげましょう。
ラーメンが20種類あります。魅力的ですが、どれ頼めばいいの?になります。
その時に、「担々麺が一番人気!」この一言で迷いがなくなります。
3.AIに「開店してますよ」のメッセージを送る
【場所:最新情報(投稿) > 最新情報を追加】
できたら週に一度ぐらい、写真と一緒に「今日のおすすめ」などのテキストも書きましょう。
その際、「あえて隣の市や駅名など」を混ぜるのが裏技です。
- 例: 「今日は、大津市からお越しの方も多かったです」
- 修正: 「今日は、草津市からも、お買い物に寄ってくださいました!」
AIに「この店は、今、元気に営業してて、隣の市まで商圏なんだ」
と教え込むのが、一番のポイントです。
※具体的なボタンの位置や操作手順は、ここでは書きません。
→「Googleビジネスプロフィール 使い方」などで検索してお調べください。
Googleビジネスプロフィールのオーナー登録ができてない方
残念なことに、いまだにオーナー登録をされてない方がいます。これはもったいない…。
Googleビジネスプロフィールは無料ですから、広告費ゼロで地図を見るお客様にアピールできます。
オーナー登録は、少し難しくなりましたが、ぜひトライしていただきたい。
Googleで、自分の会社・お店の情報を開いたら、「情報の修正を提案 · このビジネスのオーナーですか?」があります。これを見たら、頑張って自分がオーナーです!と手を挙げて書いてほしいです。
「本人確認の手続き」が必要になりますので、ここは少し複雑なので、ぜひ「GoogleのAI」、もしくは「Gemini(ジェミニ)」に聞いていただきたい。親切に教えてくれますよ!
Googleビジネスプロフィールには、地域名とキーワードをたくさん書きましょう
「うちは千葉県のパン屋です」
それだけでは、AIにとってあなたの店は「数ある中の一つ」で止まってしまいます。
AIに「この店なら、あのお客さんにピッタリだ」と認識させるには、たくさんの「キーワード」が必要です。
「強いキーワード」を探して書く
AIは、あなたが書いた言葉から「利用シーン」を想像します。
「パン屋」という言葉1つだけでは、「普通のパン屋さん」と認識されます。
→キーワードを増やせば、劇的に変わります。仮にこんなキーワードを入れたとします。
例: 「天然酵母」「国産小麦」「無添加」「ハード系」「カフェスペース」「子供の朝食」「駐車場あり」…
これらの言葉を、投稿や説明文に混ぜることで、ユーザーが検索した際に、
「この地域の“無添加で国産小麦”のパンを探す人」と、AIが判断して選んでくれるようになります。
「どこで何が?」が重要です「場所」と「利用シーン」をAIに学習させる
まず、自分の市(商圏)だけで満足してはダメです。
AIに「うちは、隣の市からでもお客さんが来る店」と覚え込ませるのが、商圏を広げる最短ルートです。
- 「隣の市」や「駅名」までを具体的に書く
「今日は草津市からお越しのお客様に、大人気のバゲットを褒めていただきました!」と投稿する。
AIはこれを見て「この店は草津市の人にも関係があるんだ」と学習します。
※徒歩圏内じゃなくても、隣の駅も忘れずに! - 「利用シーン」を具体的に書く
「週末のご褒美ランチ」「ママ友との集まり」「仕事帰りの自分へのご褒美」。
ただの「パン」ではなく「どんな時に食べるパンか」シーンを想像させる。
商圏は「自分で決めて、AIに教え込む」ものと認識してください
「うちはこの地域だけだから」と決めつけず、あなたが「来てほしい場所」や「使ってほしいシーン」を言葉にして、毎日AIに教えてあげてください。
AIは、あなたが教えた分だけ、あなたの代わりに遠くまで営業に行ってくれます。
たとえばサービス業で、うちは隣の市までは普通に出張サービスするよという場合、在住の場所だけでなく、越境できる市町村、プラス駅名まで書いていると、どんどんネット上での商圏を正しく認識してくれます。遠慮せずに書きましょう。
Googleで捕まえた人を、ホームページでも喜ばせる最低条件
GoogleやAIたちが、せっかく「この店いいよ!」と紹介しても、リンク先(ホームページやSNS、まとめサイト)の内容がぜんぜんダメだったら、お客様はがっかりして次の店に行きます。
これはホームページに限った話ではありません。
Instagram、公式LINE、食べログ、ホットペッパー…
お客様が最後に「予約」や「来店」を決める場所は、すべてお客様をもてなす「受け皿」です。
せっかくのチャンスを捨てないための、次の3つだけ頑張りましょう。
1. 「探している答え」が、すぐに見つかるか?
お客様が知りたいのは、あなたの店の歴史ではなく
「今日やってるか?」「いくらか?」「どう行けばいいか?」です。
- NG: オシャレな写真だけで、メニューも地図もどこにあるかわからない。
- OK: 予約ボタン、メニュー表、最新の営業時間が一番目立つ場所にある。
2. 「開店休業」に見えていないか?
2年前で止まったブログや、消費税5%時代の価格表…。
これを見た瞬間、お客様は「この店、本当にやってる?」と不安になります。
- SNSなら: 3日以内の投稿があるか。
- まとめサイトなら: 今月の定休日が更新されているか。
「今も元気に商売してますよ!」という温度感が、信頼の正体です。
3. 「スマホ」でストレスなく見られるか?
検索している人のほとんどはスマホです。
- NG: 文字が小さすぎて読めない、ボタンが小さくて押せない。
- OK: 片手でサクサク情報を拾える。
ネットで集客したいなら、「最新の情報を、見やすく出しておく」。
これだけで、AIが連れてきたお客様は、ちゃんとお得意様に変わってくれます。
まとめ:スマホに「話しかける」のは、実は60代以上?
「スマホで検索するのは、若い人のやることでしょ」
もしあなたがそう思っているなら、今すぐその認識を捨ててください。
実は、Googleの音声検索(マイク機能)を最も使いこなし、恩恵を受けているのは、「スマホのフリック入力や文字入力で検索できない!」と、感じている60代以上の世代なんです。
最近テレビのニュースで、外国人観光客への街頭インタビューをやっていました。
「旅先で情報を何で探すのか?」については、ChatGPTのようなAIに聞いている人は少なくて、一番見られていたのはGoogleの地図と報道されていました。
「え! うちは日本語だけだよ」と思った方、現在ではGoogleが自動翻訳してくれますから大丈夫。
だからこそ言いますが、あなたが良いことを書いてたら、そのまま外国人の方にも伝わります。
でもその逆もあります。これ無視できないですね…。
インバウンドのお客様への対応、こちらに書いています。よろしければどうぞ!
→【コラム】外国人観光客が、広告なしで勝手に集まる店・会社になるには?

