
最近、面白い現象をよく見かけます。
日本人はあまり来ないのに、外国人観光客で大繁盛している地域のお店や会社です。
しかもそのお店、英語なんてホームページにも店頭にも、一行も書いていないのに…。
来た外国人の方が勝手にSNSに上げて、それを見た別の外国人の方がまた来る…。
海外のSNSで、お店が勝手にバズっていて、気づいたら、店内が外国人だらけになり、社長本人が一番びっくりしている、なんてこともあります。
ここで、経営者のみなさんに気づいてほしいことがあります。
すでに発信の主導権は、私たち「お店・会社側」ではなく、「お客様側」にあるのです。
会社が頑張ってお金をかけて宣伝しなくても、自然と世界中に宣伝されているような状態です。
→「親切にされたから」「美味しかったから」「居心地よかったから」と、見知らぬ誰かがスマホの向こうで絶賛してくれています。これが、今の時代には普通に起きるんです。これは広告費ゼロです。
前回は「ホームページは取材される前提で作る」というお話をしましたが、実はこれ、インバウンド(外国人観光客)の集客でも全く同じです。
この記事では、インバウンドのお客様に見つけてもらうために必要なことを書きます。
なぜ、英語ゼロのお店・会社が選ばれるのか?
「英語ができないと、外国人なんて来ないでしょう?」 そう思っている経営者さんは非常に多いです。
でも実際は…、まったく逆のことが起きています。
種を明かすと、今のネットの地図や口コミ、ホームページの仕組みは、「日本語できちんと情報を書いておけば、外国人のスマホの画面には自動で翻訳されて表示される」ようになっています。
お店側ががんばって英語ページを作らなくても、お客様のスマホ(ブラウザ)が、勝手に日本語を翻訳して見せてくれます。だから「英語ゼロのお店や会社」でも、その魅力が海外の人にも伝わるんです。
つまり、こういうことですが、
→英語ができるかどうかより、ずっと手前に、もっと大事なことがあります。
日本語のホームページで、
自分たちのことが、きちんと説明できているか
これに尽きます。
ちなみに、お商品やサービスだけじゃないですよ。
美容・健康関係、習い事やセミナー、手づくりの工房など、たくさんの業態で可能性はあります。
「日本語の時点で情報がスカスカ」だと、訳しても内容はゼロです…
ここが、この記事で一番伝えたいところですが、 自動翻訳は、あくまで「そこに書いてある日本語」を機械的に訳すだけです。
何屋さんなのか、何がこだわりなのか、どんな人がやっているのか…。
そういう内容が、しっかり日本語で書けていないホームページは、いくら最新のAIで自動翻訳されても、外国人の画面でも「内容はゼロ」です。
逆に言えば、ホームページの日本語さえ誠実に、ていねいに書けていれば、それがそのまま世界に向けた完璧な説明文になる、ということです。
高いお金を払って翻訳業者に頼んだり、必死に英語を勉強したりするより先に、「日本語の中身を充実させる」ほうが、よっぽど早くて確実なインバウンド対策になります。
まず日本語の内容を充実する - 英語は「後から」で大丈夫
また、最初は何もしていなかったお店でも、外国人が増えてきたことに気づいて、後から動き出してさらに大成功した会社があります。
英語のポップを店内に一枚貼ってみたり、ホームページにも、少しずつ英語の案内を足すことで、「ウェルカム」な姿勢を前面に出してみると、ますますバズるかも。
お客様は「歓迎されている」と感じると、もっと写真を撮り、もっと嬉しそうに発信してくれるからです。
ここで大事なのは、順番です。
- まず、ホームページの日本語の中身を充実する(世界への入り口を作る)
- 自動翻訳でそれを見た外国人が、自然にやってくる
- やってきたお客様の反応を見て、少しずつ英語の部分もプラスする
いきなり「全部を英語化しなきゃ」と気負う必要はまったくありません。
お金も時間もかかるその一歩は、お客様が来てくれてから、求められた分だけ足していけばいいのです。
今日から、すぐにできること
まずは、あなたのホームページが世界にどう見えているか、実験してみましょう。
→ スマホで自社のホームページを開き、Google翻訳などの翻訳機能を使って、自分で英語に翻訳して読んでみる。
翻訳された英語(または他言語)を見て、「なんだか味気ないな」「情報が少なすぎて魅力が伝わらないな」と思ったら、それは元の日本語がスカスカな証拠です。(英語がわからなくても大丈夫。感覚的に理解できるはずです)
まずは身近な人に説明するような、熱のある日本語に書き直してみましょう。
何屋さんで、何にこだわっていて、どんな人がやっているのか、あなたにとっては「当たり前すぎてわざわざ書いていなかったこと」ほど、海外から来た人には新鮮で、体験したい「すごい価値」になります。
ここで一つ注意したいのが、メニューやこだわりを「画像」として貼り付けないことです。
スマホの自動翻訳は、画像の中の文字は翻訳してくれないので、大切な言葉は、必ず画像の外に「テキスト(文字データ)」として打ち出しておきましょう。
そして、ホームページの次は「地図」に注目です
インバウンドのお客様が最初に見るのは、「地図(Googleマップ)」だという報道がありました。スマホで「近くの〇〇のお店」と探して、地図に出てきたお店に行くそうです。
でも今さらながら、これだけは言いたいです…
Googleで検索すると、地図にお店や会社情報が表示されますが、これを「Googleビジネスプロフィール」と言います。知らない方、まだいますね?
このプロフィールは、自動でGoogleが作ってくれるものですが、自分の店や会社なら、自身で情報を書いたり、写真を載せられることに、気づいてない方いますね?
どうか、これを機会に勉強してぜひ書いてください。
→「情報の修正を提案 · このビジネスのオーナーですか?」これを見たら、頑張って自分がオーナーです!と手を挙げて、書いてほしいです。
※書き方や、「最近ちょっと厳しくなった本人確認の手続き」の進め方も、GoogleのAI、もしくはGemini(ジェミニ)に聞いてくださいね。親切に教えてくれますよ!
Googleビジネスプロフィールもホームページと同様に、写真、営業時間(これ本当に重要)、どんなお店か…。
※全部が必須です。
考えても見てください。
Googleビジネスプロフィールやホームページを魅力的にして、
見つけてもらうのは、広告費ゼロです。
外国人向けと思ってやったことも、実は日本人のお客様にも効果絶大です。
これ最強のネット戦略です。
それに、AIも翻訳も地図も、全部あなたの代わりに拡散してくれます。
この記事は、外国人観光客(インバウンド)向けに書いたものですが、
この前に「中小企業の方が取材に来てもらえますよ」という記事を書いています。
→【コラム】中小企業のホームページは「取材される前提」で作る - 広告費ゼロで集客するWeb戦略
そして最近、第三弾として一番 質問が多かった「写真の撮り方」についても1記事書きました。
→【コラム】スマホでもOK! ホームページの「素人くさい写真」を、プロ級に近づける3つの裏ワザ - ※写真の撮り方、事前準備について
ぜひ、みなさまのホームページを充実させてください!
