
「デザイン」と聞くと、多くの人は
まず“見た目を整えること”を思い浮かべます。
一方で「Webデザイン」となると、少し意味合いが変わります。
この2つは混同されがちですが、
実は前提・役割・考える範囲が異なるものです。
※前提としてここでいうWebデザインは、
公開した時点で完成するものではなく、
公開後も更新や調整が行われる前提のものを指します。
Webサイトは、利用される中で情報が追加されたり、
構成や内容が見直されたりすることが一般的です。
そのため、本記事では「使われながら調整されるもの」として
Webデザインを捉えています。
デザイン(Webデザイン以外)とは
一般的に「デザイン」とは、
ポスターやチラシ、ロゴ、パッケージ、プロダクトなど、
形として完成するものを対象にすることが多い分野です。
完成形が明確で、「これが最終形」というゴールが存在します。
そのため、
- 視覚的な印象
- 色や形のバランス
- 美しさ、らしさ
といった要素が重視されやすく、
一度完成したら基本的に変わらないという特徴があります。
Webデザインとは
一方、Webデザインは「Webサイト」という使われ続けるものを対象にします。
公開した瞬間が完成ではなく、
そこから利用され、更新され、
改善されていく前提で考えられます。
そのため、
- 画面の見た目
- 情報の並び順
- 操作のしやすさ
- 目的までのわかりやすさ
など、見た目以外の要素も自然に含まれます。
Webデザインは、見る人・使う人の
行動を前提に組み立てるデザインと言えます。
大きな違いは「変わる前提かどうか」
両者の一番大きな違いは、
「完成して終わるか」「使われながら変わるか」という点です。
それ以外のデザインは、完成した瞬間に価値が確定します。
Webデザインは、公開後に価値が育っていくものです。
そのため、Webデザインでは
- 後から直せる
- 数字や反応を見て調整できる
- 情報を追加・整理し直せる
といった前提が自然に組み込まれています。
どちらが上・下という話ではない
この違いは、優劣の話ではありません。
役割と前提が違うだけです。
「それ以外のデザイン」は、完成度や瞬間的な印象が重要。
「Webデザイン」は、継続的な使いやすさや伝わり方が重要。
同じ「デザイン」という言葉でも、
求められている役割が違うと理解すると、
混乱しにくくなります。
まとめ
Webデザインとそれ以外のデザインは、
- 対象
- 完成の考え方
- 変化への向き合い方
が異なります。
どちらもデザインであり、
どちらもそれぞれの場面で必要とされるものです。
言葉を分けて理解するだけで、
デザインに対する見え方は少し整理されます。
