
※この記事は、主に中小企業・小規模事業の経営者の方を想定して書いています。
ホームページを作ったのに、お問い合わせが増えない。
止まったままの状態になっている会社も少なくありません。
そもそも、
“ホームページに働いてもらう”という発想自体がなかった、
という経営者の方もいます。
なぜ、お問い合わせが来ないのか。
どうすれば、お問い合わせが来るようになるのか。
実際のご相談で多い内容をもとに、整理します。
95%の会社は、ホームページを活かせていない…【データが示す現実】
あるビジネス書では、
「中小企業の約85%はホームページを活用できていない」と指摘されています。
しかし、現場で見てきた実感では、この数字は控えめです。
実態に近いのは、「95%以上が活かせていない」という印象です。
大企業は営業マンに加えてホームページも機能していますが、
中小企業は「あるだけ」、小規模事業者は「ない、または最低限」
の状態がほとんどです。
成果につながる形で活用できている
中小企業は、体感で5%前後です。
中小企業実態調査では、ホームページを持つ会社は約48.5%、つまり約半数です。
さらに、そのうちマーケティングに活用している会社は約1割にとどまります。
計算すると、実際に成果につながる形で活用できている会社は、全体の約5%前後になります。
ホームページは、持っているだけでは機能していないのが現実です。
ホームページは会社案内、名刺代わりですか?
多くの会社で、ホームページは存在しています。
しかし、明確な役割を持たないまま、
ただあるだけというケースが多いです。
それ自体は間違いではありません。
しかし現在のホームページは、
最初の問い合わせが発生する場所になっています。
つまりホームページは、
24時間働き続ける営業マンと同じ役割を持っています。
よく経営者には、こうお伝えしています。
“Webサイトは、年収400万円以上の営業マンを
一人育てるのと同じです。”
最初は、実感がないかもしれませんが、
実際の問い合わせは、ホームページを見たあとに発生しています。
人を育てるのと同じように、
ホームページも、考え直して、どんどん改善していくことで、
問い合わせの発生状況は変わっていきます。
またホームページは、
営業だけでなく、採用や広報の判断材料としても使われています。
次の章で、その役割を整理していきます。
なぜホームページに問い合わせがないのか?
ホームページは本来、
- 広報
- 営業
- 採用
という会社の機能を外に向けて伝えるのが目的です。
また本来、ホームページを作る前には、
“どうなりたいのか”
“どう見せたいのか”
“何を実現したいのか”
を決める必要があります。
しかし実際には、何かを話し合われることもなく、
そのまま制作が始まってしまいます。
ゴール設定がない状態です。
ゴール設定がないまま作られたホームページは、
何を実現するためのものなのかが定義されていません。
この状態では、なかなか問い合わせにはつながらないと思いませんか?
ホームページの立ち位置が不明確(広報・営業・採用の不在)
多くの会社は、ホームページの三つの役割を“明文化していない”ため、
目的がないまま、ただホームページがあるだけの状態になります。
- 広報マン
会社の存在価値・魅力を伝え、「どんな会社なのか」を理解してもらう役割 - 営業マン(入口担当)
興味を持った人が、「相談してみよう」と行動できる道筋をつくる役割 - 採用担当
求職者の不安を取り除き、「ここで働きたい」と判断できる材料を渡す役割
さらに実際には、
信頼の形成、ブランディング、比較検討の材料など、
経営に関わる多くの判断を支える役割も担っています。
しかし、その前提も考えずにそのまま公開されると、
- 問い合わせは増えず
- 採用にもつながらず
- 何も起きないまま
時間だけが過ぎていきます。
ホームページ制作は“会社の弱点が可視化される鏡”です
ホームページを作り始めると、多くの経営者が気づきます。
- うちの強みを、言葉にできていない
- PRが何もできていなかった
- そもそも会社のことを、説明できていない
- 採用で、選ばれる理由が書かれていない
- 新しい話題がない…
ホームページは、
会社の本質(強み・弱み・選ばれない理由)がすべて露出する鏡
のような存在です。
どこが弱いのか。
なぜ選ばれていないのか。
はじめて見えるようになります。
しかし、これは悪いことではなく、
ここから、改善が始まります。
問い合わせがくるホームページに変える、3つの改善策
① 伝えたいことを「相手に伝わる形」に置き換える
「自分たちが伝えたいこと」ではなく、
「相手が理解できる言葉」に直します。
自分たちの強みを、言葉で説明できますか?
なぜ選ばれているのか、把握できていますか?
御社を選んでくださったお客様は、すでに理由を持っています。
お客様の声をしっかり聞いてホームページに活かしてください。
→ 自分たちの強みを、言葉にできなければ、相手には伝わりません。
② 次に何をすればいいか、一目で分かるページにする
初めて訪れた人でも、
「どこを見て、どう行動すればいいか」が自然に分かる状態にします。
お客様がお問い合わせしたいと思った瞬間に、
すぐ行動できる状態になっていますか?
→ お客様があきらめてしまわないように、導線を確保する必要があります。
③ スマホ前提で設計する
ビジネス用途でも、スマートフォンからの閲覧はすでに約半数を占めています。
片手でスクロールする前提で、スマートフォンで見やすい構造にします。
→ Googleはスマートフォン版のホームページを基準に評価するため、
スマートフォンで見づらいホームページは、SEOでも不利になります。
ホームページが機能していない場合、まず見直すべきは、この3つです。
ぜひここから始めてください。
