
「うちも、そろそろGoogle広告やってみようかな~」と思ったとき、
いきなり予算や業者さんを調べるのではなく、「自社の業種・地域で、どんな会社が広告をしているか」簡単に把握してから動くことをお勧めします。
大手が莫大な予算でキャンペーンを行っていたり、便利なアプリや見積もりサイトがある業種もあります。そこへいきなり御社が飛び込んでも、なかなかうまくいきません。
この記事では、「うちの商売は、本当に広告を出す価値があるのか」を難しい専門用語を抜きで、ざっくり判断するための4つのパターンと、最後に訪れる御社のホームページの「着地するページ」についてのお話をします。
大手がキャンペーンを仕掛けている業界
御社の主力商品やサービスの「キーワードを検索」したとき、画面の上部が大手の「入会金無料!」「キャッシュバック!」といった派手な広告で埋まる業界があります。それは、金融、保険、買取、大手スクールなどです。
もしこの市場なら、同じ言葉で真正面からぶつかっても、成果を得るのは難しいでしょう。
大手は赤字覚悟で人を集める体力があるため、高額な広告費を使えます。
1クリックで数千円もする激戦区に御社が広告を出しても、数回のクリックで1日の予算が終わってしまうこともあります。
それなら、「地域名」などを掛け合わせて地元に絞るか、「超ニッチな専門分野」に特化するなど、別のところから攻められないかを考えます。
これができるなら、Google広告を検討してください。
大手が莫大な予算でキャンペーンをしていたり、便利なアプリや見積もりサイトがある業種があったとしても、「うちは無理」と決めつける必要はありません。どこで、誰に向けて広告を出すのかを考えてから始めればいいのです。
専門分野・ニッチなBtoB(比較サイトもアプリもない業界)
ここが、Google広告が使いやすいところです。
企業の担当者や開発者は、今でもGoogleの検索窓に専門用語を入れて、直接探しています。
例えば、
- オフィスの定期清掃
- 業務用エアコンの分解洗浄・修理
- 防犯カメラ・セキュリティ工事
- 運送やチャーター便
- 産業廃棄物の定期回収
などです。
このように具体的な言葉で検索している時点で、担当者には「今すぐ解決したい具体的な課題」があることが多いです。だからこそ、無駄な広告費を使う必要がないので、Google広告の力を発揮しやすくなります。
自社の強みである専門キーワードに絞り込んで広告を出しましょう。
「見積もりサイト・アプリ」が多いサービス系の業界
一見、大手の比較サイトや見積もりサイトに太刀打ちできないと思いがちですが、そんなことはありません。
特に年齢層が高い方を中心に、「見積もりサイトを使わず、普通にGoogleの窓から検索する」という方もいます。
理由は単純です。
暮らしのトラブル、水漏れやカギの紛失などは、そう頻繁に起こるものではないので、そのために普段から専用アプリを入れている方が多くないからです。
そして、いざ使おうとしても、「アプリを入れて、会員登録してください」と言われたら、面倒になってしまいます。
そうした方たちには、「Google検索」が有効です。
今のAndroidスマートフォンには、「Google検索の窓」が最初から画面に表示されているものも多く、音声検索もできます。
※特に年齢層の高い方は、iPhoneよりAndroidを使っている割合が高いという調査もあります。
地域密着のサービスなら、「近くの+〇〇」「地名+〇〇」と検索されます。
この場合、いきなり有料の広告を出す前に、まずは地図と一緒に会社の情報が出る「Googleビジネスプロフィール(GBP)」を充実させることが先決です。
そのうえで、さらにGoogle広告を使って集客する。この二段構えをお勧めします。
実際に、これで仕事を獲得している会社はたくさんあります。
そして、Google検索の大きな強みは、検索画面から、そのまま「電話をかけられる」ことです。
ネットが得意ではない方にとって、これはかなり助かります。
日本は飲食や美容など「予約アプリ」が強い? でも隙間はあります
日本は、とにかく「専用アプリ」が多い国です。
飲食店なら「食べログ」や「ホットペッパー」、美容室なら「ホットペッパービューティー」など、予約サイトやアプリを使わないと集客できないと思われがちです。でも、本当にそうでしょうか?
「アプリを入れたくない」「会員登録したくない」「通知がうっとうしい」という人も確実にいます。
予約アプリはとても便利ですが、それを使いたくない人たちは、どうするのでしょう。
上記の「見積もりサイト」と同じで、そうした方たちはアプリを開かず、Googleの窓で、「地域名+和食+個室」、「地域名+白髪染め+専門店」など、自分に必要な言葉を直接検索します。
音声検索が普通に使えるようになったことで、こうした検索もさらに身近になっています。
実際に私も、GoogleのGeminiに普通に話しかけている50代、60代の方をたくさん見ています。
みんなすごい。(-_-;)
そして予約サイトでは、「まずはお試しコースを安く出して、新規のお客様を集めましょう」と言われることがあります。たしかに新規客は来ます。
でも、とても安い価格でお試ししてもらうと、そのようなお客様ばかりになってしまうことがあります。
お店側は忙しいのに、単価は低い。
「新規客は増えたけど、もうつづけられない」となって、結局やめたくなってしまう。
Google検索や広告から、そのまま予約サイトから直接予約する方もいますが、Googleで検索して電話をかけてくるお客様もいます。
特に年齢層の高い方には、電話で予約したい方が多いです。
そのため、ホームページには電話番号をしっかり明記しておいてください。
あるオーナーから聞いた話では、予約アプリから来るお客様は若くてアクティブな方が多く、まずは「お試しコース」というケースが多かったそうです。
一方で、年齢層の高いお客様は電話で来店し、気に入ってもらえると、その後もリピートされる方が多いそうです。
そのお店では、気が付いたら50代以上のお客様が全体の40%になりました。(中には80代のお客様も)
結果として、お店の経営も安定したと聞いています。
ここで大切なのは、アプリを使わないお客様は予約が電話になることです。
そのため、電話番号だけでなく、「ショップカード」などをしっかり作って渡しておくことが大切です。
電話は少し手間かもしれませんが、「予約サイト」だけに頼らない集客ができるのは心強いですね。
【最重要】そもそも、着地したページに「選ばれる理由」はあるか?
広告をする前に最初にこれをチェックしてください。
→クリックした方が最初に見るページ(着地するページ)に、「なぜ他社ではなく、うちを選ぶべきなのか」が明確に書かれているかです。それができていないページは、広告費が無駄になってしまいます。
Googleの窓で検索した方は、悩みや、発注先を探している方が多いです。
しかし、せっかく広告から飛んできたのに、
- 会社の一般的な案内しか載っていない
- 料金や対応エリアがパッと見て分からない
- 連絡してどうなるのかのイメージがわからない
この状態では、すぐに「戻る」ボタンを押して別の会社へ行ってしまいます。
クリックされた時点で広告費は発生してしまうので、これではお金を捨てているのと同じです。
また、まだ決断はしないけど情報を集めている方もいますので、すぐに連絡をいただけない場合も多いです。
でもこの場合でも、候補になれるように努力が必要です。
必要なのは、キレイなデザインではなく、
- 「自分の困りごとを解決してくれるか」が分かること
- おおよその費用感や、頼んだときの流れが見えること
- すぐに電話できる番号や、押しやすい問い合わせボタンがあること
※これは、相談だけでもかまいませんと明記することです。
広告を出す前に、まずは連絡をもらえるだろうか?という目で、自社のホームページを見ていただきたいのです。
「自分がもし困って探しているお客様だったら、このページを見て本当に電話をかけるだろうか?」 ここをシビアに見つめ直すことが、ホームページでもGoogle広告でも成果を出すための最大の前提条件です。
