たくさんのネットショップ、Webサイトの制作の仕事をする中で強く思ったのは…、
- いいモノだから売れる
- いいサービスだから売れる
が、ぜんぜん通用しないということです…
これ、本当にしんどいけど事実です。
実際に確認すると、確かに「いいモノ」だったり、「いいサービス」なんですが…、
日本という国のすごさは、それに「似た商品」「似たサービス」が本当にたくさんあって、Webで検索するとワラワラでてきます。
「うちの商品・サービスは、本当にすごいんだよ!」
実際に、「うちの商品・サービスは、本当にすごいんだよ!」と言い張る社長さんは、意外とたくさんいます。
ですが、競合は多数いますし、「モノやサービス」に実際に差があったとしても、
⇒それを「選ぶ側(お客様)」が、どうすごいのかわからないのケースが多いです。
これを、分かりやすく説明するために、仮にたとえてみると…
食べ物の販売の場合、
御社の商品が、「日本一美味しい みかん」だとしても、その美味しさをお客さまが感じられる味覚を持っているかは、「別の問題」だと思います。
⇒実際に、その会社は日本一美味しいのかもしれないけど、そのお客様にとっては、「他のみかん」も十分に美味しいのです。
サービスの場合、
仮に、御社の「お掃除サービス」が、すごく気の利いた、かゆいところに手が届くような特別なサービスであっても、その特別さの意味が伝わらなければ、お客さまは反応しません。
⇒特に「その業界の言葉(専門用語)」で語られていたりすると、それだけで「???」だったりします。これ「業界あるある」ですね!
そうです。「選ぶ側(お客様)」は、商品のこと、業界のこと、ぜんぜんわからないんです。
そのお客様に、「プロとして、わかりやすく語り掛ける」ってそれなりにスキルがいります。
↑こんなことをいうと、「わかる人に、わかればいいんだ」と、がんこじじいのように逆ギレされちゃうケースもあります… (^^;
商品・サービスの「本質的な良さ」を理解してもらう努力
お客さま側が、当然のことながら素人さんですから、そこまで完璧な差はわからないんです…。
- どう美味しいのか、わからない
- どう使いやすいのか、わからない
- どう便利なのか、わからない
- どう優れたサービスなのか、わからない
わからない、わからない、わからないの連続です。
それを肝に銘じて、Webの企画をやらなければいけません。それでも選んでもらわなければいけません。
いやいや。。。「うちは普通ですから!」の場合
上記とは逆に、「うちはとにかく普通です。特徴も強みもありません」という経営者の方も意外と多い…
こちらが、せっかくいいところを見つけても、
「そんな自慢みたいなことは、絶対にWebに載せられません!」(断固拒否)
というケースもあります。これはこれで、本当にこちらが泣きたくなります… 涙
お客さまは、「自分(自分たち)にピッタリなものを探している」だけ
検索すると、たくさんのモノ・サービスが、Webの中にあふれています。
では、選ぶ基準ってなんでしょうか?
私は、「自分(自分たち)にピッタリなもの」を選びとっていると思います。
もちろん、大手さんの場合などは、ネームバリューだと思いますが、知らない会社さんの場合は違いますね?
それに、Webを見る人たちの「感度」が、年々、上がってきていると感じませんか?(ご自身も)
Webを見ることが増えている中で、「これだと思う(理由はない)」とか、「いやいやこれは違う」を、選ぶ力が、年々、上がってきている。さらに、その速度も上がってきている。そう感じませんか?
特別な理由がなくても感覚的に選んでいます。これってこの20年での人間の進化じゃないですか!?
【選ばれる理由】頑張る人・会社が好き! 無意識に応援する日本人!
これは、日本人の共通言語だと思います。
真面目、一生懸命、努力する、そんな「頑張る人・会社」を選ぶ傾向が強いと思います。
だから、会社や製品開発のストーリーなんかを、読んでくださるお客様はとても多いです。
「特徴・強み」を書きたくない社長さんには、私は、これで売り上げアップを目指します。
※これは、事業を頑張っている方たちにとっての、絶対の共通言語です。
- 私たち一生懸命頑張っています
- 真面目に誠実に、ものづくりをしています
- 私たち誠心誠意、心を込めてお届けしています
- ぜひ、私たちにおまかせください!
と、お客様に語り掛けます。
いかにも普通のことですか? でも普通のこと、あたりまえのこと、やれてない会社たくさんあります。
上に書いたこと、ぜんぶ「Webブランディング」です。
こんなことが? と言われそうですが、実際にこれで売り上げは上がります。
(執筆者:あざやか)