【基礎編・考え方0】中小企業のWebブランディング - デザインはあと、まずは「問い合わせたくなる理由」を考えませんか?

※この記事は、主に中小企業・小規模事業の経営者の方のお悩みを想定して書いています。

中小企業の経営者にとっては、
「売上を上げたい」
「会社のイメージを良くしたい」
「お客さんに喜んでほしい」
という悩みは、バラバラのものではないと思います。

実はこれ、全部つながっています。
「売上げアップ」「顧客サービス」「ブランディング」
バラバラに考えるから時間がかかるだけで、
一気にまとめてやってしまった方がいいんです。
そのヒントになるのがWebブランディングだと私は思います。

「このままじゃいけない」とは分かっているけれど、
何から手をつければいいか迷っている方へ。

Webブランディング(ホームページの制作)は、
時間をかけることより、まず形にすることを優先してください。
半年、できれば3ヶ月あれば、会社の見せ方は一気に変えることができます。

そのためにまず必要なのは、デザインは一旦、おいておいて、
「問い合わせが増える」「伝わる」って一体なんなのか?
それを、一緒に考えていただきたいです。

目次

なぜ中小企業の「Webブランディングは意味ない」と感じてしまうのか?

結論から言うと、それは「商売(事業)に直結する実感」が持てないからです。
高いお金を払ってホームページを綺麗にしても、
それが明日「1円の利益」や「1件の問い合わせ」に化けるイメージが湧かない。
それは、経営者として当たり前の感覚です。

理由は大きく分けて2つあります。

「お金になる」という成功体験がない・もしくは少ない

例えば、ネットショップを運営したことがあれば、
「写真一枚、言葉一つで売上が変わる」という生々しい体験を知っています。

ですが自身の商売・事業においては、
お客さんと対面して、商品の良さを伝えて、納得して買ってもらう。
それがすべてではないですか?

その商売や事業の生々しさがどこか遠くにいって、
ただの「かっこつけた会社案内」を眺めているような感覚なのではないでしょうか。

現場で動いているお金の流れと、画面の中の世界がうまくつながらない。
これでは、どれだけ立派なサイトを作っても
→「投資して良かった」と確信が持てないのは当たり前のことだと思います。

事例が「大企業のもの」が多くて参考にならない

大手のきらびやかな成功事例を見せられても、自分たちと同じような「地に足のついた商売・事業」で結果を出した話が、あまりにも少なすぎます。

だからこそ、Webブランディングと言われても、それがどうやって自社の売上や信頼に変わるのか、その「つながり」がイメージできない
「結局、うちのことでは ないのでは?」という素朴な疑問がわいてしまうのは、当たり前のことなんです。

デザインより先に「お客様が、御社を選ぶ理由」を説明できますか?

もし今、「うまく説明なんてできない」「言葉でなら言えるけど、書けない」と思うなら、
それは、御社の価値が、まだ表に出てきていないということです。
経営者として、これほどもったいないことはないと思いませんか?

上手な言葉じゃなくて大丈夫です。
まずは、あなたの中に眠っている「商売・事業への想い」を、
言葉にすることから始めませんか?

そして、言葉にする際のシンプルな定義ですが…

実は、一番大切なのは、これだけです!

みなさん、たぶん複雑に考えすぎです。
実際には、非常にシンプルで…

「どうしたらお客さんは、うちを選んでくれるのか?」
 と、なんとなく考えて待っているのではなく、
「選ばれる理由を、自ら作ること」だけなんです。

これは、あまりにも当たり前で、一番難しいことです。
でもこの発想がないと、ホームページでの情報発信は難しいと思います。

「選ばれる理由」すぐに浮かびますか? 言葉にできていますか?

自社の「いいところ」を100個、書き出しませんか?

私がネットショップや企業のWebブランディングをお手伝いするとき、最初にお願いするワークがあります。
それは「自社のいいところを100個書き出すこと」です。

「そんなにあるわけない」
「10個くらいで十分だろう」

そう思うかもしれません。
でも、この100個を必死で探すプロセスにこそ、御社の本当の姿が現れるのです。

かっこつけなくて大丈夫! 自分たちの「いいところ」を、ありのまま書いてください

コピーライターが書いたような、キレイな言葉は必要ありません。
私が「いいところを100個書き出しましょう」と言うのは、あなたの商売・事業の中の「御社らしさ」を、一度 全部、出してほしいからです。

「返信がすごく早い」
「あいさつが気持ちいい」
「仕事が丁寧だと、お客様に言われる」
「社長の声が、大きくて元気がいい」

そんな、「身近な良さ」でいいんです。
御社の内側から溢れ出た「生きた言葉」こそが、ホームページを御社らしい特別なものにします。

まずは100個、難しければ50個は絶対に書きましょう。
「うちって、意外といいところあるな」と、あなた自身が自分の商売・事業をもっと好きになります。
そこから、本物のWebブランディングが始まります。

この「いいところ100」のワークは、社長が一人で悩む必要はありません

現場を知るメンバー5人ほどで集まれば、500個出てきます。

「社長がいつもお菓子をくれる」といった話も大歓迎です。
中小企業にとって、社長の人柄は最強のブランドですので…。

そして、がんばって書いていくと、途中でどんどん苦しくなります…
でも、そこからが勝負です。考えて考えてやっと見つけたことが、実は御社のすごいところだったりします。
このプロセスが面白いです。

そして、みんなで書いて「似た意見」が重なった部分こそが、御社の本物の強みです。

「うちって、意外といい会社じゃん」とスタッフに言われて、泣いちゃう社長もいたりします…
自分たちの仕事がもう一度好きになったというチームも多いです。
そのみなさんの温度が、ホームページの問い合わせにつながります。

具体的なワークの進め方は、こちらの記事で解説しています。
👉 「いいところ100」ワークシートの詳細を見る

お客様は、満足してもとくに“褒めてくれません” 黙って去っていきます

お伝えしたいのは、日本の「謙遜する文化」と、お客様の「沈黙」についてです。

  • 「文句を言われない=満足している」じゃないし、
  • いいと思っている=褒めてくれる」でもないんですよね。

この事実に気づいていない経営者が多すぎます。

私たちはこどもの頃から「謙虚にしなさい」と教わってきました。だから、

  • 会社は → 自分たちの自慢を言わない
  • お客様は → 満足していてもとくに褒めません

自社の良さを、自分で言うのは恥ずかしいし、
「いい仕事をしていれば、いつか誰かが褒めてくれる」と密やかに期待してしまいます。

でもお客様は無口です。
わざわざ言葉にして褒めてくれる人は、ほんの一握りです。

結論を言います。
だからこそ、自分たちの「いいところ」は、自分たちで探して、自分たちで発信し続けないとダメなんです。

「いいところ100個」のワークは、単なる原稿作りのためではなく、
誰も言ってくれない「御社の価値」を、自分たちで理解して、言葉にして、伝えるための大切な一歩なんです。

自画自賛、大いに結構です!!
まずは「うちはここが凄いんだ!」としっかり胸を張る。
その「自分たちを信じる強さ」こそが、お客様の心を動かす一番の原動力になるのです。

売上のこと、イメージのこと、スタッフのこと。
これらを『分けて考える会社』は、どこかで必ず止まります。
なぜなら、全部つながっているからです。

Webブランディングは、一旦「半年」でやってしまいましょう

「もっと完璧に練り上げてから」「納得いくまで言葉を考えよう」…。
そう言って足踏みしている間に、半年、1年と時間は過ぎていきます。
時間をかけすぎると、逆に完成できないのがWebブランディングだと思います。

考えすぎて動けなくなる前に、
まずは「半年」という期限を切って、一気に形にしてしまいましょう。

Webは「完成した後も直せる」のが最大のメリット

印刷物と違って、Webは公開した後からいくらでもブラッシュアップできます。
「出してみたら、お客様の反応が違った」「運用してみたら、もっと伝えたいことが増えた」
それでいいんです。
違ったなと思ったら、後から直せばいい(そのための少しの追加料金は、成長のための必要経費です!)。

まずは世に出して、お客様の「反応」を見る。
そこからが本当のスタートです。

今の自分たちではなく「120%先の未来」を表現する

ここが一番のポイントです。
「ありのまま」の今の姿だけを映しても、会社に変化や成長は訪れません。
ホームページを作るなら、「半年後、1年後には、こうなっていたい!」という120%の自分たちを表現しましょう。

少し背伸びをした「理想の姿」をWebという公の場に出すことで、社員の意識も、社長の覚悟も、その120%の未来に向かって引き上げられていきます。

たとえば、プロに撮ってもらった「最高にいい顔をして働いている自分たち」の写真を載せる。
それだけでいいんです。
その「120%の自分たち」がサイトに並んでいるのを見ると、不思議と背筋が伸びるものです。

「この写真に恥じない仕事をしよう」 「お客様には、この笑顔で会いに行こう」
そんなことが現場の空気を変えていきます。
自分の会社を今より好きになれる、お客様もいいと思える。
それが、私たちのWebブランディングの流儀です。

まとめ:もう気づきましたね? いいところが伝われば、普通に仕事も増えます

ここまで読んでくださったあなたは、もう気づいているはずです。
Webブランディングの本質は、

  • 自分たちの「いいところ」を自分たちで認めて
  • 120%の未来を感じながら、正しく世の中に伝えること

たったそれだけのことで、商売・事業は驚くほどスムーズに回り始めます。

外に価値が伝われば、問い合わせが増える。
内に価値が伝われば、スタッフの誇りが高まり、会社を好きになる(離職率も下がる)。
その幸せな循環の先に、売上の向上という結果が「普通に」ついてくるのです。

完璧な完成を求めて立ち止まるのは、もう終わりにして、
半年で、Webブランディングを本気でやってしまいましょう。

その先に待っているのは、あなたも、スタッフも、そしてお客様も、みんなが笑顔になることなのです。

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