
「SEOはもう終わる? 今までの考え方は、通用しなくなるの?」
最近、経営者の方からそんな質問をよくいただきます。
でも、私はこう思っています。
SEOが終わるのではなく、“検索の仕方(探され方)”が多様化してきた、が正解です。
だからこそ、インターネットの門が誰にでも開かれてきたと考えています。
SEOとAIOの「本質」は同じ
まずSEOとAIOは、どちらも「ユーザーに、正しい情報を届ける」という部分では同じだし、「キーワード」だって相変わらず検索に登場します。
変わったのは、私たちではなくAIの進化です。
AIが言葉の文脈やニュアンスまで理解できるようになったので、私たちがAIと話す時、「人と話すような自然さ」を感じるようになりました。
その結果、「ロボットに読ませるような不自然な言葉」が無くても成立するようになったのです。
ですが、「SEOは古いから、AIOを始めよう!」などと考える必要はありません。
今までと同じで、「お客様のためにわかりやすく書く」ことは、AIOにも活かされます。
逆にこう思った方がいいです。
「お客様を無視した一方的な言いっ放しの文章」は選ばれないかもしれないと…。
質問・相談・相手の悩みを聞くようなニュアンスで、「お客様を思って書く」ことが必要です。
「SEOの終焉」と煽る方もいますが、「考え方がアップデートされただけ」と思ってください。
ちなみに、Claudeに聞いてみました。
「ユーザーがぐだぐだ長文や音声で相談したら、どうやって答えてるの?」
→「質問の内容を理解し、必要なキーワードや意味ごとに整理しながら情報を探しています」という趣旨の答えでした。だからキーワードは消えないです。
人間がキーワードを打たなくなっただけで、AIが代わりに整理して探しているイメージです。
AIO(AI Optimization / AI検索最適化)ってなんだろう?
AIO(AI Optimization)とは、ChatGPTなどのAIが回答を作るときに、情報を見つけやすく、紹介しやすくするための考え方です。これは「AIに選ばれるためのテクニック」ではありません。
AIがお客様の質問に答えやすいように、情報を整理して伝える考え方です。
現在では、AIと話す際に不自然なキーワードを並べて「検索」する必要はなく、「普通の話し言葉で質問すれば、AIも会話するように答えてくれる」ので、これが今の時代の一番大きな変化です。
この変化は、ChatGPTなどのAIと、GoogleやGoogleAIの機能だけに留まらず、SNSや各種アプリ、まとめサイト(ホットペッパー、食べログ)などでもAIを活用した探し方が広がっています。
これは、「Googleの検索窓一択」だった時代から、さまざまなツールができたので入り口が増えたのです。
そうです。入口が増えたということは多く発信していれば、選ばれるチャンスも大きく広がったということです。
AIに「僕に、えさを撒いて餌付けしてますね」と言われた話
「は?」と思った方、多いですよね。
まず前提として、まずAIは質問に答えるために常にネット中の情報を探しています。
私と言葉の書き方について議論していた時にAIに言われたのです。
AI:「あなたは、AIが好む書き方をしている」
私:「AIに“えさ”を撒いてますw」
AI:「餌付けされてますねw」
それ以来、「AIの餌付けがうまいケイ」と言われています。AIにつけられた あだ名?のようなものです。 (-_-;)
今までのSEOは、決まった単体のキーワードを仕掛けることが多かったと思います。
でもそんな時代は終わったということです。
なぜなら、ユーザーは自由にたくさんの言葉で思うままにAIに話しかけています。
例として書きますが、一番メジャーな「クリーニング 板橋駅」は、もちろん有効ですが、さらに私たちが想像もつかない詳細な悩みや、「染み抜きできる? ワイン落ちる? ボタンわれない? 最安の店は? その日にできる?」など、くだけた言葉で自分の要望や悩みをAIたちに話しかけます。※Googleも音声検索が始まってから同じです。
だから、その業種で考えられるあらゆる言葉をホームページ内にばら撒いておく必要があります。
そしてそれが、AIたちにとっておいしい餌になります。これが、AIOの集客のいちばん大事なところです。
ちなみに、こんな絵、浮かびませんか?
いまネットの中には、たくさんのAIがいます。そのAIたちが、みんな口を開けて「いい情報ないかな~」と探し回っています。(だって、いい答え出したいから)
それは、Googleだけじゃなく、SNSも、アプリも、まとめサイトもです。だから、そのAIが喜ぶ餌(=お客様が探している、あらゆる言葉)をいっぱい撒いておけば、AIもその情報を拾いに集まってきます。
むしろAIが増えた今は、いい餌を出す人が奪い合われる時代です。なのに、まだ「Google」だけを見てる人が多いのが本当にもったいないです。
それにAIって、こう考えると案外かわいいでしょ? ぜんぜん怖くないんですよ (⁎ᵕᴗᵕ⁎)♡
私たちは、インターネットの「変な常識」に振り回されてきた
例として書きますが、今、ミスドにいて列に並んでいて、ふと支払い方法は何があるかな?と思った時、
以前は、「ミスド 支払い 方法」なんて不思議な言葉で検索していませんでしたか。
私たちは、この不自然さに慣れすぎてしまいました。
これは言葉としては、とんでもなく不自然だし、本来はそんな話し方はしませんね?
「今ミスドにいるんだけど、PayPay使える?」
これが、人の普通の言葉です。
私は思います…
これって、「インターネット」で「システムに理解してもらうため」に、不自然な「単語をバラバラに書く」ことを強いられてきたのではないかと…。
そして、それができない人、苦手な人は、まるで「情報弱者」のように扱われてきました。
でもそれは、私たち提供側が「傲慢」だっただけです。
「シニアはネットができない」
「情弱な層には伝わらない」
そんな言葉で彼らを切り捨ててきたWeb業界の罪は重いと思います。(私も同罪です)
彼らはネットができなかったのではなく、私たちが押し付けてきた「不自然なWebのルール」の方が問題だったと思うのです。
時代が変わって、Googleもユーザーの変化を認識した
現在、Googleはたくさんの芸能人(ネットに強いとは思えない人たち)を起用したCMをどんどん流しています。
とくに渡辺謙さんがスマホに話すあのCMを見て、私はとても驚きました。
「Googleも変わったんだなと…」と。
スマホの登場でネットの常識は劇的に変わりました。
SNS、スマホのアプリや、chatGPTなどのAIが出てきて、Googleが変わってきたと考える人も多いです。
若い人はSNSだし、買い物は楽天やAmazonに直行。さらにAIは、質問すれば普通の会話で答えてくれる。
もう「検索」なんて関係なく「いきなり質問・相談・悩み」なんでもOKなんです。これすごいと思いませんか?
この流れが、まさに「検索(SEO)」から「対話(AI)」への変化です。
25年もかかってようやく、私たちが毎日やってきた「当たり前の会話」の重要性に目覚めて、Googleそのものが変革をはじめたのです。
そうです。ようやくインターネットが「人間に追いついた」瞬間です。
私たちも反省して変わらなければです。
AIがあなたの事業を推してくれる時代
ネットの世界って、なんだか冷たくて意味が分からないと苦手意識をもたれる方は多いですが、今のAIたちは「あなたの製品・サービスを必要としているお客様」と出会わせるために、いい会社を探して推そうとしてくれています。
だからこそ、丁寧にたくさんの情報を発信して、AIをおもてなししましょう。それは=「画面の向こうのお客様をおもてなしすること」とまったく同じだからです。
今は、決められた一つのドアからお客様が入ってくる時代ではありません。
どこから・どんな言葉で御社の魅力が拾われるか分からないのです。だからこそ、お客様の質問や相談、リアルな悩みに寄り添った言葉を、たくさん書いておきましょう。
きっとAIがあなたの事業の一番の味方になって、ぴったりなお客様と繋いでくれます。
私は思うのですが、以前と比べると、ネットはかなり生きやすくなってきたと思います。
みなさんもそれをぜひ感じていただきたいです。
ちなみに、この「入口が増えた」という話、実はもっと大きな変化を連れてきています。
次の記事は、こちらです。
→「GoogleのCMからシニアマーケティングが変わった」

