【コラム】スマホでもOK!ホームページの「素人くさい写真」を、プロ級に近づける3つの裏ワザ

「うちのホームページの写真、なんかパッとしないんだよな…」
「スマホで自分たちで撮ると、どうしても素人くさくなる…」

そんなお悩みを持つ中小企業の経営者はとても多いと思いますが、今のスマホは優秀ですから、自分たちで撮ること自体は問題ないと思っています。
ですが現実には、ほとんどの場合で撮影で失敗しているケースが多いです。

写真がイマイチな会社は、撮影したスタッフのセンスが悪いわけでも、カメラが下手なわけでもないと思います。
実は、これが原因です。
→「何を、どう撮るか」誰もゴールを決めていないから、適当に撮っているからです。

ここはしっかり言いますが、
いい写真は、当日の撮影者の腕で決まるのではなく、 撮影が始まる前の「準備(段取り)」で9割が決まります。

今回は、スマホ撮影でも今すぐ実践できて、ホームページの素人くささを消すための「3つの準備(裏ワザ)」をお伝えします。ぜひ参考になさってください。

目次

裏ワザ・基本①:ポーズを決めてあげる「指示書」の準備

スタッフや社長の写真を撮るとき、「はい、じゃあ自由にポーズして!」と言うのが一番酷な指示です。普通の人は見本がないと100%固まって、引きつった真顔になります。
素人っぽさを消す最大の裏ワザは、事前に「ポーズの見本」を用意しておくことです。

やり方は簡単です。Googleの画像検索で「集合写真 会社」とか「電話をとる女性」と調べ、いい雰囲気の写真をパワーポイント貼り付けた資料を作ります(5ページ以上作ってました)。

「当日はこの写真と同じポーズをします」と先に全員に共有しておくと、これだけで当日みんな心の準備ができ、「あ、あれをやればいいのね」とリラックスしたいい表情が出ます。

裏ワザ・基本②:スマホの高性能を甘く見ない「人の仕込み」

「スマホで身内で撮るんだから、普段着のままで適当に」は絶対にNGです。
今のスマホは高性能すぎて、肌のテカリや洋服のシワまで生々しく写し出してしまいます。

だからこそ、スマホ撮影でも「人の方を仕上げておく」この仕込みが命になります。

  • 主役の方は、ネクタイは3色持ってきてもらってその場で選ぶ
    ※スーツの色も事前に確認
  • 床屋は1週間以上前に ※直後だと不自然なので…
  • できるだけ白めの服装で ※暗い色は沈んで見えます
  • 女性のメイクは、光で飛ぶので普段より少し濃いめに
  • 写真が苦手な方は、事前に家族にスマホで撮ってもらう「練習」をしてもらう

ここまでやるから、本番の硬さが劇的にほぐれるのです。

裏ワザ・基本③:写る「一箇所」だけを徹底的に片付ける

写真には、被写体の後ろ側(背景)もすべて写り込みます。
背景に余計な書類の山やゴミ箱が写っているだけで、一気に「素人くさい写真」がバレます…。

といっても、会社じゅうをピカピカにする必要はありませんので、スマホを向ける「その一箇所」だけを、徹底的に片付けてもらいます。白い壁の前を空けて、余計なものを消してください。

物撮り(商品写真)も同じです。
どんな世界観で見せたいかを、背景を含めて自分たちで作る必要があります。
ここだけは人任せにできない部分です。

なぜ、そこまで「準備」に命をかけるのか?

「写真なんてただの飾りでしょ? ありのまま、自然体が一番いいよ」 そう思う方が多いと思います。
でも実際には、ありのままではなく、今の姿の120%、130%を目指したほうがいいと思っています。

これは、背伸びする、嘘をつく、盛るという意味ではありません。
→その会社の、その人の、一番いいところを引き出してあげることが重要だと思うからです。

なぜなら、写真ひとつで来るお客様の人数も、「選ばれるか 選ばれないか」も、本当に変わってしまうからです。

【実話】ホームページと「先生の顔写真」を変えて、新患が増える

実際にホームページを手掛けた、某 心療内科の先生は、笑うとクマさんみたいな優しい雰囲気の方でした。
だから、とにかく笑顔で、ウェルカム感が出る写真を撮りました。
※50枚ぐらい撮りました。 ちなみにこれはプロのカメラマンに依頼しました。

心療内科に行くのは勇気がいることなので、先生の顔が見えて「この人なら、話しやすそう」と思えたら、勝ちだなと思ってましたので、先生の写真にはとくにこだわりました。
結果、リニューアルから半年で、新患の方が60人以上増えました。
先生のステキな笑顔が、お客様に届いたと思います。

でもここで言いたいのは… プロでも50枚撮りました、そして、私自身がガヤになって「先生、イケメンですよ~」と盛り上げましたという事実です。
プロだから一発OKではないです。理由は、被写体の先生が緊張してたからです。
ここはっきり書きますが、一般の方はモデルさんではないので、いきなり最高の笑顔なんてほぼ無理です…。

だからこそ事前に、ポーズや服装、心構えを送りました。
さらに準備にお家の方と写真いっぱいとって練習してねとお願いしました。
これがいい写真の正体です。

ECで売れるイメージを作った話です

売れる写真というのは、「これが欲しい」も当然 大切ですが、さらにもっと売る店は、「ここに行ってみたい」とイメージをまるごと一緒に売るようなお店です。(言いすぎかな?)

こんな感じです… 「ここ、いいな~ 行ってみたいな」を作ると、「でも実際には行けないから、商品だけでも買おうかな」という気持ち(憧れ)を作れる写真を目指していました。
※これは、考え方によっていろいろな業種でできます。

以前、ある農園の撮影で、わざわざ都心の百貨店までイメージに合う食器を買いに行き、畑の真ん中に「憧れの食卓」みたいなセットを組んで撮ったことがあります。我ながらちょっとやりすぎですw
でも、その「少し手の届かない美しい暮らしの一場面」を見た人が、たくさん買ってくださいました。

商品を売っているようで、本当は「行ってみたい世界や、体験したいイメージを売る」
これ理想形ですね! でもだからこそ、何の準備もなく「ありのまま」では難しいのです。
少しいい自分たち、見せたい会社のイメージ、ぜひ考えていただきたいです。

「自分の この顔が好き」は単なる自己満足です

写真は「好きな顔の自分を残したい」。
これはプライベートではもちろんOKですが、仕事の場合(ホームページでは)は、「見る人に伝わる」、「お客さんがいい感じ」と言ってくれる一枚を選んでいただきたいです。

そしてほとんどの場合、本人が「これがいい」と思う一枚と、実際に「見た人がいい感じ」と思うのは違います。
人は自分の好きな顔(若く見える、カッコいい、この角度キリッとしている)を選びたがりますが、見る人は、人柄がにじむような、少し はにかんだ笑顔や、力が抜けた瞬間の表情が好きだったりするからです。

これらはすべて、カメラの技術ではなく「事前の準備と、“何を伝えるか”という考え方」で決まります。
ただ正直に言うと、「自社の強みを引き出して、世界観を作って、撮影の準備に落とし込む作業」を、経営者がひとりでやるのは本当に大変です。私も昔は撮影監督を頑張ってましたが、もう体力ありません… (-_-;)

でも本当に大事なのは、外注して丸投げすることでも、カメラの技術を極めることでもありません。
→自分たちで「何を撮りたいか(何を伝えたいか)」ということで、これはWeb戦略です。
ホームページの中では、写真がウェイトを占める割合はとても大きいからです。(見た目の最初の印象です)

まずは、ご自身の会社の写真を、あらためて見てみてください。
「これ、何を伝えたかったんだ?」と。考えることこそが、すべての出発点になります。

プロのカメラマンに来てもらっても、準備不足で失敗する…

実はプロのカメラマンでも、ゴールを共有されないまま撮影に来ると結果は出せません。
この会社のスターは誰なのか?(誰を中心に撮る?)どんなイメージにする?を、聞かされていないからです。

そうなると、いくら相手が経験豊富なプロのカメラマンでも、その高い技術を活かすことができず、ただの「キレイだけど、どこにでもある普通の写真」になってしまうのです。

そうです、プロにお金を払って依頼するときにも、事前のゴール共有がなければ、いい写真にはならないのです。
だとしたら、何も準備をしていない御社のスタッフが、いきなりスマホを構えて「さあ、良い感じに撮ろう!」としたとしても、結果はわかりますね…。

だからこそ、撮影は「始まる前準備」がすべてで、スマホかプロ(カメラマン)かで悩むのではないということ。
ゴールに向かうための「準備」が必要なのです。

【実話】私が怒っちゃった撮影…(反省も…)

ある会社の撮影で、ここは製造業さんだったので、倉庫の中の撮影が多いことが想定されたので、「これはプロを入れましょう」と社長にお話しして、当日、プロを呼びました。

事前に「倉庫」のような場所の撮影ですとお伝えして、詳細をメールで1mぐらい書いて送っておきました。
それなのに、、、当日、ライティングの準備しないで現れたんです… (-_-;)

ええええ。。。って思っていたら、
「ケイさんページ作るんでしょ。適当に写真を明るくして」と、明るく言われまして…
いや。。。Photoshopも限度あるってば… (-_-;)

ここはぜひお伝えしたいのですが、プロの何が違うか?と言うとひとつには「機材」です。
私は、何度もプロと撮影をやる中で、みなさん光の魔術師なんです(大げさだけど、これ本当に)。
どんな場所でも、しっかり光をコントロールしてくれると失敗しないので…

でも、はい。そうなんです。
私が、メールに明確に「ライト持参」って書かなかったのが原因です。
「倉庫」って書いたので、持ってくるだろうと過信して、そのたった一言を忘れた…
今でも猛省しています。某会社さん、ごめんなさい (*- -)(*_ _)ペコリ

でも、それぐらい事前の準備大切です。これ本当に…

ですが、まずは基本の①〜③だけでもぜひトライしてください。
写真が劇的に変わります。

実は、この記事は3連作の3本目の記事です。

この前に①「中小企業の方が取材に来てもらえますよ」という記事を書いています。
【コラム】中小企業のホームページは「取材される前提」で作る - 広告費ゼロで集客するWeb戦略

そして、②「外国人観光客(インバウンド)について」も書いています。
【コラム】外国人観光客が、広告なしで勝手に集まる店・会社になるには? - インバウンドは、英語より先に「日本語のホームページ」を充実させよう

ぜひ、「中小企業様のネット戦略」の参考になさっていただきたいです。

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