
9月の第3月曜日は「敬老の日」ですね! ※2026年は、9月21日(月・祝)になります。
長年、家族を支えてくれたおじいちゃん、おばあちゃんに、感謝と長寿のお祝いをする大切なイベントです。
ネットショップの特集ページや和菓子・ギフトの販促チラシ、各種キャンペーンバナーなど、食欲の秋とあわせて、秋の訪れとともにデザインのニーズがとても高まる時期でもありますね。
「敬老の日」のデザインといえば、和風で、落ち着いた上品さや格式のあるデザインが素敵ですね。
そして長寿を祝う華やかさのバランスが重要になります。
定番の品のある配色から、健康や安らぎを感じさせる配色まで、現場でそのまま使えるカラーパレットを考えました。
本記事の配色は、ホームページ制作やバナー作成、DTPデザインに即活用できるよう、RGB値とHEXコード(カラーコード)を併記してご紹介します。
※はじめにお伝えしておくと、私たちは伝統色の専門家ではございません。
「美しい日本の色を仕事でも使いたいから」、「素敵な日本の色をたくさんの人に知ってほしいから」
そんな想いでこの配色を作っています。
そのため、色名の由来には諸説ありますが、そちらは専門家の方の本をのぞいてみてください。
「敬老の日」の配色と意味|RGB/HTMLカラーコード

【ECなどで華やかさ・派手さが欲しい時】「蘇芳」(赤)を主役にデザインします
「落ち着いた和風も良いけど、もっと目をひく華やかさが欲しい!」という場合は、シックな赤である「蘇芳」をメインカラーに据えるとおしゃれだと思います。シックな重厚感を演出できるのがこの色の強みです。
背景の「銀鼠」と合わせると、まるでデパ地下の高級和菓子のように粋なデザインに仕上がります。
※赤さがもっと欲しい時は、ご自身で足してくださいね!
メインカラー1 菖蒲色(あやめいろ)
R144 G99 B156 / #90639C
長寿の象徴: 品のある高貴な色である「紫」は、長寿のお祝い(古希・喜寿など)である「敬老の日」に最もふさわしい色だと思います。 長年、家族を支えてくれた敬意と「いつまでも健康でいてほしい」という願いを届けます。
品格のあるアクセント: 伝統工芸品や高級和菓子、落ち着いたギフトページなど、全体の品格を引き締め、上品な華やかさを演出します。
メインカラー2 青丹(あおに)
R140 G153 B67 / #8C9943
和の情緒と温もり:「青丹(あをに)よし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく」と「万葉集」に収録されている小野老(おののおゆ)の有名な歌にも詠まれている歴史ある和の色です。
落ち着いた黄緑色が、深く温かい情緒を感じさせます。常緑樹の葉を思わせる自然な色合いは、「これからも元気でいてほしい」という健康長寿の願いを伝えてくれます。
ナチュラルな上質さ:お茶や和菓子、健康食品、お花などのギフトと相性が良く、派手になりすぎず優しい印象でデザインを包み込みます。
サブカラー1 銀鼠(ぎんねず)
グラデーション R192 G192 B192 / #C0C0C0 → R252 G252 B252 / #FCFCFC
洗練された和の背景色: 江戸時代から愛される伝統的な銀ねずみ色を、柔らかいグラデーションで表現しました。「真っ白」にはない、しっとりとした品の良さと奥行きを与えます。
静寂と心地よい余白: 画面全体にやわらかな空気を作り、主張の強い他の色や写真の魅力を引き立たせます。静かな明るさが和の上質さと静かな高揚感を演出します。
アクセントカラー1 金茶(きんちゃ)
R185 G115 B22 / #B97316
実りと豊穣の華やかさ: 黄金色を帯びた深い茶褐色なので、実りの秋を象徴する色です。ポイントで使うことで、お祝い事ならではの華やかさを。ゴールドに茶色の温かみをプラスした色合いなので、派手さを抑えつつ落ち着いた高級感を演出します。
メリハリのある引き締め効果: 菖蒲色や青丹といった静かなメインカラーの中に、キャッチコピーの背景帯や囲み枠、ワンポイントのアクセントとして使うことで、画面全体の上品さを高めます。
アクセントカラー2 蘇芳(すおう)
R169 G48 B60 / #A9303C
深い感謝と祝いの赤: 染料となる植物の「蘇芳」に由来する、黒みをおびたシックな赤色です。派手すぎない赤が、落ち着いた大人のお祝いを演出します。
視認性とメリハリ: キャッチコピーや購入ボタン、重要な注記などにも使えます。 また、リンクカラーや落款(ハンコ)のワンポイント、見出しの下線などに使うことで、デザイン全体に品格を与えながらメリハリもつきます。
敬老の日デザインどうする?|贈る相手で選ぶ「和の配色と組み合わせのコツ」
「敬老の日」と言っても、お祝いを贈るお相手や、好み、ギフトのタイプ(和菓子、お茶、お花、伝統工芸品など)によって、目指すデザインは大きく変わりますね。
メインカラー(菖蒲色・青丹)を中心に、脇役となるカラーを添えることで生まれる5つの「和の配色レシピ」をご紹介します。
- 「菖蒲色 × 銀鼠 × 金茶」|格式と祝祭感を贈る
ご長寿祝い、伝統工芸品、老舗料亭などを思わせる、上品な「菖蒲色(紫)」に、上質な「銀鼠」と「金茶」を添えて、「深い尊敬」と「喜寿・傘寿・米寿などの長寿のお祝い」をストレートに表現します。 - 「青丹 × 銀鼠 × 蘇芳」|健康と若々しさを願う
銘茶・宇治抹茶スイーツなどを思わせる穏やかな「青丹(緑)」をベースに、果実のような「蘇芳(赤)」を差し色として効かせた秋を感じさせるナチュラルな配色です。 - 「菖蒲色 × 青丹 × 銀鼠」|和モダンな装い
和雑貨やおしゃれな風呂敷包みギフトを思わせる高貴な「紫」と自然な「緑」という、日本の四季を感じさせる2つの色を「銀鼠」の静かな余白で包んだ、風雅で洗練された組み合わせです。センスを大切にしたい和モダンな商品に合います。 - 「青丹 × 金茶」|豊穣の秋とほっとする温かさ
秋の味覚(栗・芋・柿など)やお米・地酒、産地直送のグルメに実り豊かを感じる「金茶」と、深みのある「青丹」をあわせた、温かな秋を感じさせる配色です。落ち着いた金茶色で素朴な上質感を感じさせます。 - 「菖蒲色 × 蘇芳 × 金茶」|華やかな特別さ
シックな「蘇芳」と「金茶」のアクセントで、おめでたい日の華やぎを高める贅沢な和の配色です。
重厚感のある赤と金が画面をきりっと引き締め、「特別な日」の特別感をダイレクトに伝えます。一目で敬老の日のキャンペーンだと認識させ、感謝の宴へ誘うような高揚感を生み出します。
「銀鼠(ぎんねず)」もいいけど「金色(ゴールド)」も合う
「銀鼠(ぎんねず)」も素敵ですが、「せっかくの敬老のお祝いだから、もっと豪華に金色を使いたい!」という方も多いのではないでしょうか。
実は、主役である「菖蒲色(紫)」や「蘇芳(赤)」は、ゴールドと非常に相性が良い色合いです。
銀鼠の代わりにベースやアクセントに輝きのあるゴールドを添えてもお祝いにはピッタリで、華やかで目立つ「特別感」を演出できます。
こちらのゴールドのカラーコードもぜひのぞいてみてくださいね。
👉 【高級感のある色の組み合わせ】金色・ゴールド カラーコードのrgbカラーパレット(グラデーションイメージ)
「敬老の日」のデザインを上質に仕上げる4つのポイント
1. フォントは「明朝体」で線の強弱を意識する
和の色の魅力を最大限に引き出したいなら、メインの見出しやキャッチコピーに「明朝体」を使うのもお勧めです。(例:リュウミン、筑紫明朝、Shippori Minchoなど)
「太めの明朝体」で、ありがとうなどの感謝の言葉を伝えるか、「細めの明朝体」で凛とした大人っぽい表現することで、色の持つニュアンスと文字の印象が映えます。
2. 背景の「銀鼠」は、余白として広めに使う
背景に敷く「銀鼠(ぎんねず)のグラデーション」は、他の要素をできるだけ詰め込まず「広めの余白」として使うのがコツです。
余白を作ることで、メインの商品写真や「菖蒲色」「青丹」の色が引き立ち、和の凛とした高級感が生まれます。
3. 黒(#000000)を極力使わず「ディープブラウン」か「蘇芳」で締める
デザインの中の枠線や文字に真っ黒(#000000)を使うと、せっかくの繊細な「和の伝統色」の世界観を壊してしまうことがありますので、テキストや引き締め線には、暗めのブラウンや深みのある「蘇芳(#A9303C)」を上手に使うことで、画面全体の品格を保ったまま視認性を確保できます。
※外側に置くテキストなどは黒でOKですよ!
4. 写真素材は「自然光」と「質感(和紙・木目)」をプラス
バナーや特設ページに配置する写真素材(和菓子、お茶、ギフトなど)は、蛍光色の強い光よりも「柔らかい自然光」で撮影されたものが馴染みます。
※自然光で写真を撮る場合は、柔らかな光の中で撮影します。※午前中、11時ぐらいまでがキレイ。
また、背景に和紙のテクスチャや落ち着いた木目を置くことで、カラーパレットの「金茶」や「青丹」と写真が馴染み、画面全体の質感が底上げされます。
【注意点】伝統色は「くすみ」と「行事の感覚」のコントロールに気をつけて
日本の伝統色は、とっても魅力的ですが、実は色彩を構成する際の難易度が少し高い色でもあります。
特に「菖蒲色(紫)」や「青丹(オリーブ)」は、彩度や配置するサイズ(面積)を間違えると、
→「画面全体が暗く沈んだり」「お祝いなのに仏事のような雰囲気になる」という失敗が起こりやすい配色です。
失敗しないための3つのルール
- 暗い色を隣り合わせに使わない
「菖蒲色」のすぐ横に「黒」や「ダークブラウン」を置くと、画面が一気に重くなります。
必ず間に「銀鼠(白のグラデ)」の余白を挟んだり、色と色の間に明るさをプラスしてください。 - 「お祝い感」は明るい金茶と写真の華やかさで補う
紫や緑の面積が増えて画面が暗くなったら、「金茶」などの差し色か、明るい商品写真を配置して全体のトーン(明るさ)を引き上げます。 - 文字の視認性は「コントラスト」で担保する
背景に「青丹」や「菖蒲色」を敷く場合、文字は「白(またはとても明るい色)」で、明確なコントラストを作ってください。可読性が落ちると、一気に素人っぽい・見づらいWebサイトになってしまいます。
海外でもウケる!「和の色(伝統色)」が魅せるシックでモダンな世界観
今回ご紹介した「菖蒲色」「青丹」「蘇芳」といった日本の伝統色は、実は海外向けのWebサイトやグローバルブランドのデザインでも使われています。(色名は違ったりしますが)
ビビッドな原色とは異なり、自然の情景や四季の草花から生まれた和の色は、彩度が抑えられた絶妙な「くすみ」と「深み」を持っています。
この繊細なニュアンスが、「Japandi(ジャパンディ:北欧×日本のミニマルデザイン)」や「Asian Modern」といったスタイルと非常に相性が良く、洗練されたシックでモダンな世界観を作り出します。
伝統美をベースに持ちながら、古臭さを感じさせないので、国内向けはもちろんですが、インバウンド(訪日外国人)向けのデザインにも、あなたの商品のブランディングにも武器として活用いただけます。
「敬老の日」の配色の RGB/HEX一覧
- 菖蒲色(あやめいろ) R144 G99 B156 / #90639C
- 青丹(あおに) R140 G153 B67 / #8C9943
- 銀鼠(ぎんねず) ※グラデーション配色
R192 G192 B192 / #C0C0C0 → R252 G252 B252 / #FCFCFC - 金茶(きんちゃ) R185 G115 B22 / #B97316
- 蘇芳(すおう) R169 G48 B60 / #A9303C
高級感のある配色・カラーパレット(RGB・HEXコード付)
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