
※この記事は、ホームページでお困りの中小企業の経営者からの質問にお答えする記事です。
「記事が書けないし、SEOも上がらない、問い合わせなんてほとんどないよ…」
悩み相談で「何かアドバイスして!」と言われて、さっそく会社のホームページを一緒に見たところ…
画面に出たホームページの「新着情報(お知らせ)」の最新3件を見て、私は思わず絶句してしまいました。
→夏季休暇、年末年始休暇、臨時休業(社内研修)のお知らせでした。
「社長これは、お客様から見ると「休みの多い会社」に見えます…」
何を書いたらいいか、お客様はどう思うか
その経営者は、「専門的でタメになる記事を書く」ことが必要だとハードルを上げていたのです。
ですが、「とりあえず記事を書いた方がいいよ」と経営者仲間からも言われて、一番カンタンな「お休みのお知らせ」だけが積み重なって「休暇だらけ」になってました。
「問い合わせがない」や「SEO」の話をする前に考えてください。
トップページは、お客様が最初に見る画面なので、「会社の顔」で印象を決めている場所だと理解いただきたいです。
お客様は検索して、ようやく辿り着いたサイトの最新情報が「半年前の夏休みのお知らせ」だったら、
「あれ、この会社は止まってる?」
「やる気なさそう?」
そんな、言葉にはならない「違和感」をお客様に与えてしまいかねません。
これでは、他社のサイトへ移動してしまいます。
いくらSEO対策にお金をかけても、肝心の問い合わせまでいかないですね。
こんな少しのことでお客様が逃げてしまうケースをまとめました。
ケース1:最新3投稿がすべて「休暇のお知らせ」
先ほどの冒頭の例ですが、「新しい記事が書けない」なら、「隠す」のが正解です。
無理に新しい記事を書こうとするのではなく、「休暇のお知らせ」をお客様の目に入らないようにしましょう。
(改善方法)とりあえず「非表示」のテクニック
記事を消してしまうと、せっかくのURLがもったいないです。
※Googleは、しっかり記事としてインデックスしています。
だから「削除」ではなく、トップページから「見えなくする」のが一番賢いやり方です。
(裏技の提案)私の場合はこれ
「お知らせ(非表示)」という「別のカテゴリ」を作り、各記事のカテゴリを設定変更するだけです。
※「投稿」ページから休暇の記事の「クイック編集」→「カテゴリー」をクリックし直すだけです。
管理されている制作会社に「新カテゴリー」を作ってと頼めば、10分で終わる簡単な作業です。
また、トップに表示されていない、もっと古い記事はそのまま放置で大丈夫です。
Google検索の仕組みを考えると、それが「お休みのお知らせ」であっても、サイトが定期的に更新されている事実を評価してくれますので、記事の削除はお勧めしません。
ですが、画面の向こうのお客様は違います。だから、仕組みで対応することをお勧めします。
ケース2:更新日が2年前で止まっている
トップページの「新着情報」を見たら、一番新しい日付が「2024年5月」だったら、
「この会社、今も営業しているのかな?」
そんな不安を、お客様に与えてしまうかもしれません。
ケース1が「休みばかりの会社」なら、こちらは「営業してるかわからない会社」です。
どちらも、社長が意図していない印象がお客様に伝わってしまう状態です。
(改善方法)日付を消す・「お知らせ」の名前を変える
〇投稿の日付を消す
もし、更新ができないなら、「更新しなくても違和感が出ない見せ方」に変えるのはいかがでしょうか。
それは、「お知らせ(新着情報)」から「日付」の表示を消すだけです。
日付があるから「古い」ように見えますので、無ければただの情報です。
読んだお客様が困ることはないので問題ありません。
〇「お知らせ」という名前そのものを変える
こちらのほうが、実は簡単でいいと思っています。
「お知らせ」という名前がついているから、新しいことを書かなければとプレッシャーを感じます。
「ニュース」だと思うから、新しい「ニュース」をと思い、結果的に書けなくなっています。
だったら、タイトルの「名前」を変えてしまえばいい。
- 弊社からのお約束
- お客様へのお願い
- ご利用の前に
こうすると、古い情報のままでも成立します。
むしろ、ずっと置いておきたい情報が残るかもしれません。
冒頭の社長が「何を書けばいいかわからない」と悩んでいたのは、書く力がなかったからではなく、「お知らせ」という名前に縛られていたかもしれないですね。
ケース3:新着が全部プレスリリース・受賞報告
新着情報が更新されている場合でも、並んでいるのがプレスリリースや受賞報告、または業務提携などのお知らせばかりのケースもあります。
「〇〇デザインアワードを受賞しました」
「株式会社△△と業務提携いたしました」
とても良いことですが、お客様から見るとどうでしょうか。
少し自慢に見えるかもしれませんし、「うちのような会社が連絡するには、格が違うのでは?」と、臆してしまうかもしれません。
親しみやすさ、話しかけやすさも「問い合わせが増える」一つの要素になります。
(改善方法)一緒に喜んでもらう・「活動報告」に変える
〇一言プラスして、一緒に喜んでもらう
受賞報告は素晴らしいことなので、ぜひ書いていただきたいですが、少し書き方だけ変えるといいです。
- 「〇〇デザインアワードを受賞しました」
- 「いつも応援ありがとうございます! 〇〇デザインアワードを受賞しました」
たった一言ですが、① は報告で、② はお礼になります。
お客様が読んで「よかったですね」と思える言葉が素敵ですね。同じことでも、お客様の方を向いて書かれていれば、読む人の受け取り方は変わります。
〇「お知らせ」を「活動報告」に変える
ケース2と同じです。
「お知らせ」だと、告知することしか書けませんので、「私たちの活動報告」にすれば、日々やっていることが書けるようになります。受賞も、そこに混ざるから「すごいな~」になります。
ケース4:メインビジュアルが季節外れ
トップページの一番上の大きな写真に「桜」が咲いています。今は10月だとしたら…。
もちろんお客様は何も言いませんが、なんとなく「あれ?」と思います。
それだけのことですが、その「あれ?」が積み重なります。
(改善方法)1枚に絞る・季節の要素を除く
〇通年で使える1枚に絞る
スライダーで何枚も動かす会社も多いですが、順番を入れ替えたり、写真の差し替えなどをマメに運用するのは大変で、負担になると思います。
ですので1枚に絞ってしまえば、季節外れも、管理する手間も消えます。
私自身も、最近はスライダーを使わなくなりました。メンテナンスが大変なことと、クライアントからの要望が減ったからです。動くことにあまり価値を感じなくなったようです。
〇「季節の要素」が写っているものを避ける
青空、新緑、桜、もみじなど、きれいな写真ほど季節が写り込みます。
中小企業のトップページは、桜が咲いているよりも、「その会社らしさ」がある写真が一番印象がいいです。
オフィス、工場、店舗、現場、倉庫、農園で働いている人たちの笑顔なら、その会社にしかない「その会社らしい写真」です。雰囲気のいい写真は、お客様の安心感につながります。
まとめ:トップページは、「会社の顔」です
4つの例で見ていただいたのは、どれも会社側が意図せずにやっていることです。
でも、お客様にはそう見えていないということが重要です。
- 自分たちでできないものは、思い切ってやめる
スライダーも、季節の写真も、更新前提の新着情報も、全部「あったほうがいい」と言われて入れたものだと思いますが、続けられないなら無いほうがいいという判断も必要です。 - 自分たちは見慣れていても、お客様はいつも初めて
社長も社員も、そのトップページを見慣れていますので、季節外れのイメージも、休暇のお知らせばかりが並んでいても、目に入りません。
でも、お客様は違います。今日 初めて、そのページを見るのだということを常に意識してほしいです。 - 「私たちを選んでほしい」と本気で思っているかは、トップページに表れている
少し厳しい言い方かもしれませんが、でもそのままの意味です。
会社が言いたいことが、そのまま伝わります。逆に、お客様に向けて作られたページも、そのまま伝わります。 - 最後にもう一度、見直してほしいこと
トップページを開いて、「自分たちらしさ」を感じるか確認してください。
素材サイトの写真、良くある定型文、古い新着情報など、お客様が目にするものとして確認してください。
トップページは「会社の顔」です。
「お客様に選ばれたい」なら、本気で見直しをお願いします。
トップページの改善の次は、「問い合わせページ」の改善です
お客様が問い合わで感じる違和感を5つのケースにまとめています。

