
※この記事は、ホームページでお困りの中小企業の経営者からの質問にお答えする記事です。
「記事が書けないし、SEOも上がらない、問い合わせなんてほとんどないよ…」
悩み相談で「何かアドバイスして!」と言われて、さっそく会社のホームページを一緒に見たところ…
画面に出たホームページの「新着情報(お知らせ)」の最新3件を見て、私は思わず絶句してしまいました。
→夏季休暇、年末年始休暇、臨時休業(社内研修)のお知らせでした。
「社長これは、お客様から見ると”休みの多い会社”に見えます…」
でも、これは”お知らせの中身”の問題だけではありません。
トップページを”何のための場所か”、わからないまま作っていることこそが問題です。
この記事では、トップページの本当の役割と、やりがちな失敗例を解説します。
そもそもトップページとは何か? ※答えは、会社の顔です
まずホームページでは、会社名などで検索すると「トップページ」が表示されることが多いので、ここは来訪者を迷わせずに案内する「総合インフォメーション」であると考えてください。
そして同時に、「会社の顔」であり「会社の意思を反映する場所」です。
ですのでトップでは、ただコンテンツをなんとなく並べるのではなく、「→ここを見てほしい」という明確な意思を示すことが重要です。
トップを機能させるために、まずは以下のポイントを確認してください。
- ファーストビューで何の会社かわかるようにする
お客様は「自分に関係のある会社か」を秒で判断します。1画面目で「何の専門会社なのか」「誰のどんな悩みを解決するのか」がわかるようにしてほしいです。 - 見せたいページの「バナー」を上の方に置く
会社として一番見てほしい「サービス内容ページ」のバナーや、見てほしいコンテンツを上部に配置します。
また、訪問したお客様が全員押せる位置にあるか確認してください。 - スライダー(動くバナー)に重要なリンクはNG
スライダーを設置している方で、その1枚1枚にリンクを貼っている方、それはお客様は「押していない」と思ってください。「見せたいコンテンツ」は動かない静止してるバナーで作成しましょう。動くバナーを追っかけてまでクリックする人はいません。 - 「社長のあいさつ」が一番目立つ場所にある
お客様は、「この会社を知りたいのではなく、自分にどんなメリットがあるか知りたい」ので、社長の想いや歴史はページの下部に移動するか、「会社概要」や「沿革」の中に書いてください。 - メインビジュアルが季節外れ ※そもそもメインビジュアルは花とかいらないです
10月にトップページの一番上のメイン画像に「桜」が咲いているケースです。笑えるようで笑えない、意外とあるケースです。そもそも会社に関連のないものは不要です。そういう提案があったとしたら断固お断りしましょう。 - 更新の止まった「お知らせ」は、下部に移動
更新が止まっている「お知らせ」をページの一番目立つ場所に置いている方、自ら「休業中」と宣言しているようなものです。定期的に「記事」を発信する意思がないのであれば、下部に移動して重要なコンテンツを上にしましょう。 - 「お知らせ」がうまく機能しない場合
タイトルを変えたり、WordPressの機能を使って上手に隠しましょう。
「投稿ブログ」に何を書くかが、経営者の一番の悩み
トップページにとって、メインコンテンツでもある「投稿ブログ」ですが、冒頭の経営者は、「とりあえず記事を書いた方がいいよ」と経営者仲間からも言われて、一番カンタンな「お休みのお知らせ」だけが積み重なって「休暇だらけ」になってました。
「問い合わせがない」や「SEO」の話をする前に考えてください。
トップは、お客様が最初に見る「会社の顔」ですから、印象を決めている場所だと理解してください。
お客様が検索して辿り着いた、その最新情報が「半年前の夏休みのお知らせ」だったら、
「あれ、この会社は止まってる?」「やる気なさそう?」と、お客様に違和感を与えてしまいます。
こんな少しのことでお客様が逃げてしまうケースをまとめました。
ケース1:最新3投稿がすべて「休暇のお知らせ」
先ほどの冒頭の例ですが、「新しい記事が書けない」なら、「隠す」のが正解です。
無理に新しい記事を書こうとするのではなく、「休暇のお知らせ」をお客様の目に入らないようにしましょう。
(改善策)とりあえず「非表示」のテクニック
記事を消してしまうと、せっかくのURLがもったいないです。
※Googleは、しっかり記事としてインデックスしています。
だから「削除」ではなく、トップページから「見えなくする」のが一番賢いやり方です。
(裏技の提案)私の場合はこれ
「お知らせ(非表示)」という「別のカテゴリ」を作り、各記事のカテゴリを設定変更するだけです。
※「投稿」ページから休暇の記事の「クイック編集」→「カテゴリー」をクリックし直すだけです。
管理されている制作会社に「新カテゴリー」を作ってと頼めば、10分で終わる簡単な作業です。
また、トップに表示されていない、もっと古い記事はそのまま放置で大丈夫です。
ケース2:更新日が2年前で止まっている
トップページの「新着情報」を見たら、一番新しい日付が「2024年5月」だったら、
「この会社、今も営業しているのかな?」と、お客様が不信感を感じるかもしれません。
(改善策)日付を消す・「お知らせ」の名前を変える
- 投稿の日付を消す
更新ができないなら、「更新しなくても違和感が出ない見せ方」に変える方法もあります。
それは、「お知らせ(新着情報)」から「日付」の表示を消すだけです。
※日付があるから「古い」と感じるので無ければただの情報です。 - 「お知らせ」という名前そのものを変える
こちらのほうが、実は簡単!
「お知らせ」「ニュース」という名前があるから、新記事をとプレッシャーになるからです。
タイトル変更の候補は、
- 弊社からのお約束
- お客様へのお願い
- ご利用の前に
こうすると、古い情報のままでも成立します。
ケース3:新着が全部プレスリリース・受賞報告
新着情報が更新されている場合でも、並んでいるのがプレスリリースや受賞報告、または業務提携などのお知らせばかりのケースもあります。
「〇〇デザインアワードを受賞しました」「株式会社△△と業務提携いたしました」
とてもかっこいいですが、お客様は「うちの会社では、格が違うのでは?」と感じるかもしれません。
そこで、親しみやすさ、話しかけやすさの演出も「問い合わせが増える」要素になります。
(改善策)一緒に喜んでもらう・「活動報告」に変える
- 一言プラスして、一緒に喜んでもらう
受賞報告は、少し書き方を変えるだけで良い印象になります。
「〇〇デザインアワードを受賞しました」
→「いつも応援ありがとうございます! 〇〇デザインアワードを受賞しました」
お客様が「よかったですね」と思える言葉があると親しみやすさが増します。
- 「お知らせ」のタイトルを「活動報告」に変える
ケース2と同じで、「お知らせ」だと告知しか書けませんので、「活動報告」にすれば、日々やっていることが書けますし、受賞もそこに混ざるから「すごいな~」になります。
まとめ:トップページは、「会社の顔」です
上記の例で見ていただいたのは、どれも会社側が意図せずにやっていることです。
でも、お客様にはそう見えていないということが重要です。
- 「私たちを選んでほしい」と本気で思っているかは、トップページに表れている
少し厳しい言い方かもしれませんが、でもそのままの意味です。
会社が言いたいことや意思が、そのまま伝わります。 - もう一度、見直してほしいこと
トップページを開いて、「自分たちらしさ」を感じるか確認してください。
素材サイトの写真、良くある定型文、古い新着情報など、お客様が目にするものとして確認してください。 - 自分たちでできないものは、思い切ってやめる
スライダーも、季節の写真も、更新前提の新着情報も、全部「あったほうがいい」と言われて入れたものだと思いますが、続けられないなら無いほうがいいという判断も必要です。 - 自分たちは見慣れていても、お客様はいつも初めて
社長も社員も、そのトップページを見慣れていますので、季節外れのイメージも、休暇のお知らせばかりが並んでいても、目に入りません。
でも、お客様は違います。今日 初めて、そのページを見るのだということを常に意識してほしいです。
トップページは「会社の顔」です。
「お客様に選ばれたい」なら、本気で見直しをお願いします。
トップページの改善の次は、「問い合わせページ」の改善です
お客様が問い合わで感じる違和感を5つのケースにまとめています。

私が目指しているのは、その会社の等身大の良い姿を伝えて、「この会社と付き合いたい」とお客様に思っていただけるホームページです。「中小企業が、その会社らしさで選ばれる理由」をつくる。
このシリーズでは、「選ばれる理由」を一緒に考えていきます。
これがまさに、中小企業のWeb戦略(Webブランディング)です。
