
「商品ページ(LP)の修正は、どの商品から手をつければいい?」
これもよく聞かれる質問のひとつです。
すべてを修正する時間はないので、順番を決める「基準」が必要ですね。
今回は、売上アップのための「優先順位の決め方」を解説します。
また、データの集計にExcelの関数などを使う必要はありません。
モール等からの管理画面から出る単月のCSV(直近半年分など)を、そのままAIにまとめて渡して合算・抽出してもらえば一瞬で終わります。その方法も解説します。
2000年初頭から「売れない、転換率が上がらない」を店舗と解決してきた元ECプランナー/コンサルが、現在でも多くいただくご質問にお答えするために、「ECの基礎」として本質的な売上の作り方を書いています。
筆者が最も得意とするのは、LPの企画・制作、販売企画、顧客対応・顧客目線、Webブランディングです。みなさまがネットショップで成果を出すためのヒントになれば幸いです。
売れ筋トップ30と アクセストップ30
まず、すでに売れている商品は「手を加えれば、さらに売上を伸ばせる」と考えるのが自然です。
ですから、最初に見るべきは売れている商品です。
売上で見る軸は次の2つです。
- 売上の「金額」で見る
- 売れている「数」で見る
商材のタイプによってどちらを重視するか分かれますが、基本的には「金額」をベースに判断します。
まずは売上の上位30位までをピックアップしてください。
※どこのモールか、自社ECサイトかなどでデータの抽出方法は異なります。
続いて、アクセス数(ユーザー数)を見ます。
こちらも2つの視点で確認します。
- よく売れていて、アクセスが多い商品
- 売れていないのに「アクセスが多い商品」
特に注意したいのが、店舗側が意図していないのに、「知らない間にアクセスが集まっている商品」です。
ここは見逃している方がとても多いです。
アクセスが集まっているのに売れていない商品を見つけたら、次の2つを検討します。
- その商品を強化する(セット商品や、ついで買い用にする など)
- 今後も売れる見込みがない場合、他の売れている商品ページへ誘導する
特に「売れない商品から、売れている商品へお客様を誘導する導線」を作っておくことは、せっかく来てくれたお客様を逃がさないための非常に有効な設計になります。
こうして「売れ筋30」と「アクセス30」の2つを掛け合わせて、優先して手を付ける「上位20商品」を抽出します。
修正作業に入るときは、商品ごとに「あと0.5%〜1% 転換率(CVR)を上げるには何ができるか?」を考えて具体的な改善を行っていきましょう。
転換率(CVR)、顧客単価、ついで買い商品も確認
ベースとなる2つの数字(売上とアクセス)を見た後は、さらに優先度や打ち手をハッキリさせるために、次の3つの数字もあわせて確認します。
- 転換率(CVR):
売れている「数」そのものは少なくても、極端に転換率が高い商品があれば、販売強化アイテムに加えるかを検討します。 - 顧客単価:
店舗全体の平均単価と比べて、とびぬけて単価が高い商品がないか確認します。単価が高い商品は、少し修正して購入率が上がるだけでも売上へのインパクトが大きくなります。 - ついで買い・まとめ買い商品:
「送料無料にするために、ついでに同梱される商品」や、「単品でもまとめて買っている商品」など、よく選ばれている強いものがあれば、これも強化の候補になります。
これはそのまま、「顧客単価アップ」につながりますので重要です。
たとえば、「セット商品」+「ついで買い商品」など、お店ごとに「意図的に仕掛けている、おすすめの買い方」があると思います。それがうまく機能しているかは、ここで確認できます。
3ヶ月、半年、1年分のデータをAIに集計してもらう
管理画面から「売上データ(CSV)」と「アクセスデータ(CSV)」をダウンロード。
月ごとにバラバラでも、そのままAIに渡して、下のプロンプトを書くだけです。
複数月分のCSV(売上とアクセス)を渡します。集計して表にしてください。
- 合算は「商品番号」を基準に(商品名は月で変わるので使わない)
- 売上トップ30、アクセストップ30、転換率、顧客単価を出す
- 「両方トップ30」と「アクセスは多いのに売れてない商品」を分ける
- 商品番号の列がわからなければ、先に聞いて
出力:商品番号/商品名/売上/アクセス/転換率/単価
Excelの関数VLOOKUPなどを組む手間がなくなります。
でも、強化する商品を選ぶ「最後の判断」は、あなたが決めてください。
私自身、AIで面白い角度から分析できないかと、いろいろ模索しましたが…、
数字だけで判断しても、「これ、もう在庫限りなんだよね」「春しか売れないから」がわかるのは、店舗さんだけなので、一律で作るのは無理でした。ごめんなさい。
まとめ:商品ページの修正順を決める5つの指標
商品ページの修正順を迷わないために、見るべき指標は次の5つに集約されます。
- 売上金額・売上個数(金額ベースで上位を主に見る)
- アクセス(入口と出口の導線の見直し)
- 転換率(CVR)(しっかり売れているか、伸ばす余地はあるか)
- 顧客単価(改善できたときの売上への影響の大きさ)
- ついで買い誘発(1回の注文あたりの単価を押し上げられるか)
まずはこの5つの数字をもとに「直すべき上位20商品」を絞り込むことから始めてください。
一気に全部の商品ページは無理なので、月に1、2ページずつでも粘り強く改善すれば売上に必ず反映されます。
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